ごきげんよう!きいです。
今日も訪問看護、頑張っています!
先日訪問した女性利用者様のCさん。
最近、食事摂取量が減ってきていることが気になっていました。
そのCさんが「食べたいものがあるのよ」と話してくれたのは…。
Cさん。元々裕福なご家庭にお生まれの様子。
体験談や思い出ばなしの中から、それが伝わってきます。
高齢になり「終活は終わらせたの」と話されますが、娘様に金銭管理を任せて以降「生活費を娘から貰う立場になった(本人談)」ことが面白くないようです。
今の生活は経済的に困窮していないご様子ですが「娘にお小遣いを貰うようになってしまうなんて…」「自由にお金を使えないなんて…」と、訪問の度にぼやいていらっしゃいました。
どうも、グルメなお食事ができず娘様の目を気にして「質素な食事」になっていることが、食事摂取量の減少につながっているようだと、仲間のスタッフが気付きました。
そんなCさんを訪問した時。
Cさんから「ねえ、きいさん。一緒にご飯を食べに行かない?」と誘われました。
時々Cさんは、訪問する看護師を食事に誘います。
「ご馳走するわよ!」と今回は圧の高いお誘いです。
もちろん私達は、利用者様との個人的なお付き合いやお食事をご馳走になることは致しません。
いつも「お気持ちだけ頂きます!」と返事をしていました。
ところが今回、Cさんはなかなか引き下がりません。
「私、食べたいものがあるのよ」「オオクラさんのラーメン、美味しいのよ!一緒に食べに行きましょうよ!」と誘います。
『オオクラさん?大蔵?大倉?おおくら?…この近所に、そんなラーメン屋さん、あったかな?』
そう思いました。
「いやあね~、きいさん(笑)。オオクラさんって、ホテルオークラのことよ!」
あらら~(笑)。
「Cさん!そんなホテルオークラさんでのお食事に、そんな気軽に誘わないで下さいよ(笑)!」
と、笑い飛ばしてみたものの…。
ちょっと食べてみたい…と思ったことはここだけの秘密!
ちなみに、仲間のスタッフも同じように誘われて「断りにくかったです~」と笑っていました。
本心は…。
ご馳走にはならずに、立場も何もかも無くして、一緒にお食事を楽しみたいのですが。
私が退職するまで、Cさんが元気でいてくれないかな…。