ごきげんよう。きいです。
昨日ブログに書いていて、思わず「???」と思った事。
「(手術を受けなければ)歩く機能は落ちる。しかしスポーツ選手のようなパフォーマンスを求めなければ、それでも良い。」というM先生のコメントについて。
その時、私。「先生…認知症の88歳の高齢者の話ですよ?」って、本当に言葉がのどまで出かかりました。
認知症の88歳の高齢者の話をしているのに、大真面目に「スポーツ選手のようなパフォーマンス」って…(笑)。
整形外科医としては、パフォーマンスを低下させない・改善させるのって、腕の見せ所かもしれないけれど。
まりぃさんの「歩行能力」がもとどおりになるのも、悪くはないかもしれないけれど。
歩行能力がもとどおりになると、徘徊の再開です。
先生にハッキリ言いました。
「母は歩く=徘徊だったんです」。
だけど。それと同時に、私の頭の中に浮かぶこともありました。
私が普段訪問している利用者様の中に、何人も「認知症だけど、転倒→骨折→手術→在宅へ復帰」となった方がいらっしゃったことです。
あの方。この方。その皆さんは手術を選んだのに。
まりぃさんは手術を選ばなくて良いのだろうか?
だけど。その皆さんの認知症の進行度合いは、まりぃさんよりも軽度。
そして警察の方に捜索されるような徘徊はしていなかった。
まだ在宅で頑張れる皆さんだ。
頭の中で何回も思い浮かべました。
元々、人と比べるものでもないけれど。
「皆さんとまりぃさんは、状況が違うんだ」と、自分にそれを言い聞かせるように何度も反すうしました。
先生も「本当に手術をしなくていいんですか?」と聞かないで下さって…助かりました。