ごきげんよう!きいです。
ある利用者様は、ご自宅のトイレを使う動作練習の真っ最中!
今まで長い間、ベッドサイドに設置したポータブルトイレを使用してきました。
訪問した時には、ポータブルトイレの中を空けてバケツをさっと洗い、またすぐに使用できるようにしておきます。
そしていつも思うのです。
「この方のバケツ…。ずっときれいだな…。」
その方はリビングにベッドがあるので、その結果リビングにトイレが設置されていることになります。
独居ではなく、ご主人さまと同居。
時々お孫さんが遊びに来ることもあります。
その中でのポータブルトイレ使用。
とても気を遣ってきたのだろうと思います。
自分で片付けをすることができないことも気になるでしょう。
その方の家では、他の方と違った洗浄方法をしていました。
まず、バケツを設置する時には、水を5㎝分ほど入れた状態にします。
お小水の場合にはそのまま普通に。
お通じの場合には、水の上にふわっとトイレットペーパーを浮かべて、その上に用を足します。
破棄は普通にトイレに流します。
水とトイレットペーパーがバケツ内にあることで、べったりとつきにくくなります。
そのバケツを毎回サッと濯ぐのですが、その時に使用するのが「除菌漂白剤のスプレータイプ」です。
水でサッと濯いだ後、「除菌漂白剤のスプレータイプ」を5回程プッシュして、それをさらに濯ぎ、5㎝ほどの深さになるように水をためてポータブルトイレへ設置するのです。
なるほど~。
臭いがせず、いつもピカピカのバケツをキープできるのは「除菌漂白剤のスプレータイプ」と、こまめに破棄してくれるご主人様のおかげだったのですね。
リビングにトイレを置く事。
本当は嫌だったと思います。
他の在宅療養者の方の中には「それは嫌」と言って、オムツを使用される方もいらっしゃいます。
綺麗で臭わないトイレを保ち続けるご夫婦…。
そして、トイレでの排泄を目指してリハビリに励む姿。
感心するばかりです。