デイサービスの連絡帳

母の介護

 ごきげんよう!きいです。

 まりぃさんに関する記事を書いているとき。ふと思い出したことがありました。

 「デイサービスの連絡帳を見た後って、よく混乱していたなぁ…」ということです。

 まりぃさんがデイサービスに通っているとき。

 家族からデイのスタッフさんへ伝えたいこと、逆にデイでの出来事で家族に伝えたいことを、連絡帳で情報共有をしていました。

 この連絡帳は、デイへ通っている人は必ず使用されると思います。

 伝えたいことを自由に書き込む欄のほか、デイで食事を何割摂取したか、排泄が何回あったか、入浴ができたかどうかなどが記載されるのが多いと思います。

 デイサービスから帰った後、まりぃさんは必ず持ち帰った荷物の中身を引っ張り出して確認をしていました。

 自分の名前が書かれたバックに、デイで着替えた衣類や使わなかったリハビリパンツ、連絡帳が入っていることがどうしても理解ができなかったのです。

 「ねえ、なんだか知らない人の荷物が、間違って入っているみたいなんだけど…。」

 まりぃさんが、よくそう言っていたことを思い出しました。

 特に連絡帳に「便が柔らかくズボンを汚してしまいました」等の記載があったときにはもう、大変でした(苦笑)。

 自分が持ち帰った「なんだかわからない荷物」の中に、自分が排泄を失敗したように書かれた連絡帳が入っているのって、本人にとっては大事件ですよね…。

 「この荷物、この連絡帳に書かれていることは間違っている。」と相談されたことは数知れず。

 持ち帰った荷物をバックから引っ張り出して、眺めたりしまったりを何度も何度も繰り返したことも数知れず。

 その度に「あら大変。デイの人に言っておくね。」というと「お願いね。」と少し安心できたようでした。そしてそのまま荷物を預かり、まりぃさんの目に触れないところにしまっていました。

 デイサービスに通う。

 それに伴う「準備と片付け」。

 その「片付け」は、物の片付けだけではなく、まりぃさんの気持ちの中にあるザワザワしたものの片付けも含んでいたんだなぁと、今になって思います。

 まりぃさんがデイから戻った後に、一人で出かけてしまったとき。

 もしかしたら「間違って持ってきてしまった荷物を、返しに行こうと思ったのかもしれない」と、この記事を書きながら今頃になって思いました。

 

 

 

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