ごきげんよう!きいです。
今日は、訪問看護に伺う中で日々続けられる「ごく些細なやりとり」の一コマから。
体調管理も内服も、デイサービスへの通所も、人当たりも全く問題の無い利用者様(Mさん)。
週1回、30分程度の訪問。
どの看護師が伺っても、アドバイスを素直に受け入れて下さり、血圧も安定・肺炎も繰り返さず。
麻痺のあるお身体では難しい背中への軟膏塗布や湿布貼付、手足の爪切りなどを行います。
先日の訪問で。体調確認のためのバイタルチェックで、Spo2モニターを指に装着すると…。
あら…モニターが作動しません。エラー表示にもなりません。
電池切れ?と思って電池を交換しようとすると。
「その電池、ちょっと貸して。」と受け取り、ズボンでごしごしと擦りました。
「それで計ってみて。」
あら?ちゃんと測れるようになりました!
「切れそうな電池でも、プラスの出っ張りの所を腰でゴシゴシッて擦れば、2~3回動くよ。」
ああ。
なんて平和で素敵な教えなんでしょう!
経皮酸素分圧モニター(Spo2モニター)って、検知に時間がかかったり、数値が下がっている方にはしばらくの間着けっ放しになることがあり、電池の消耗が案外早いんです。
電池切れの時に、交換用を持っていなかったら。この方法が役に立つかもしれません…。
このMさん。あまりに和やかに時間が流れるので、うっかりすると「ふわーっと訪問時間が終わってしまう利用者様」になってしまうタイプかもしれない。
そんなMさんから教えて頂いたこと。
事務所に帰って、スタッフみんなに伝えたのでした。
ときにはMさんが話題になる日も必要ですもの!