ルビーの指環

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 ごきげんよう!きいです。

 ただいま三連休ですが、皆様はいかがお過ごしですか?

 私は仕事でございます(笑)。

 でも緊急の呼び出しは無く、〝予定の訪問〟の方だけなので助かっています。

 私がこの連休中に訪問している利用者様は、皆さん〝処置〟が必要な方々。

 古くからの褥瘡があって、毎日洗浄して軟膏を塗布してガーゼ類で保護して…という処置をしないと、感染と褥瘡からの浸出液でどんどん悪化していく危険がある方。

 そして人工肛門のパウチ交換がお一人では行えない方。

 「出て来るものを放置はできない」ということなのです。

 そして、またまた「お一人では行えない方」なんですね。

 そのうちのお一人は、重い認知症があり会話もできません。

 その方の褥瘡処置をしていると、なぜか私の頭の中に「ルビーの指環」のメロディーが流れてきます。

 あの「ダッ、ダララーララッ、ジャジャン!」のイントロに始まり、寺尾聡さんのあの素敵な歌声。

「そうね、誕生石ならルビーなの。」

なぜこの認知症の女性の所に伺うと「ルビーの指環」が頭の中に流れるのか?

その女性がお住まいなのは、ある高齢者施設の一室。

TVがある訳でも、ご家族が持ち込んだラジオやCDがある訳でもありません。

この方の周りに音楽は無いのです。

それなのに、この方のお顔を覗き込むと…。

またまた変な私は妄想を膨らませ…。

「もしかして、言葉ではない何かテレパシーのようなものを、この女性が送ってくれているのではないか?」とか考えたりします(笑)。

そして、もしかして「7月が誕生日なのよ」というメッセージ???とか思ったりして。

 事務所に帰ってから、カルテでこの方の誕生日を確認してみたところ…。

全然違いました(笑)。

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