会話は成立したけれど。

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 ごきげんよう。きいです。

 今日、まりぃさんに会いに行ってきました。

 今回は、最近のまりぃさんの中では最も「話ができた」面会でした。

 話はできました…けれども。

 やっぱり私(きい)が自分(まりぃさん)にとって、どんな存在なのかはわかっていません。

 まりぃさんにとって、人は「自分か、それ以外か」だけのようです。

 娘の私に対して、「このまま、ここにいていいのね?お金がないから、お仕事をさせてもらいたいの。何をすればいいのか教えてください。ここにこうやって座っていればいいって言われるの。」そんな話を繰り返します。

 そんなまりぃさんに「何の心配もしなくていい」「大丈夫」と繰り返す私。

 う~ん。どうしたものだろう。

 まりぃさんの「お金がない」。

 何とかその不安を取り除いてあげたいけれど…。

 現金を渡すわけにはいかないし。

 何度「入居費用は賄えている」と言っても、理解できないし。

 何かを買って渡しても、おやつとして食べられるものを特養Nさんにあずけても、「知らない人から貰ったもの」でしかないし。

 まりぃさんが言う「お金がない」は「不安」だから、安定剤か何か…というのなら。

 日本中のそれなりの人数の方に対して、「安定剤が必要」というのと同じこと?

 違う。

 とりあえず、「お金がない不安」が身体症状や問題行動に繋がっていなければ。

 経過観察。

 そして…みんなと一緒にお食事を摂ったり、おしゃべりをしたり、レクを楽しんだり。

 今のまりぃさんには、そんな時間が一番の薬になるんだろうな。

 本当に「一人じゃない環境」って、ありがたい。

 ああ。認知症が治る薬…欲しいなぁ。

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