介護保険の申請をする!~前編~

母の介護

 ごきげんよう!きいです。

 今回は介護保険サービスを利用するための第一歩、介護保険の申請について書いてみました。自分自身や親が、何かしらの理由により介護保険サービスが必要になったとき、何から手を付ければよいのか?それはまず、最初に必要なことが介護保険の申請をし、要介護認定を受けることです。

 それまでお元気で、必要性が全く無かった方にとっては、カイゴホケンノシンセイ?ヨウカイゴニンテイ?といった感じでしょうか。

 介護保険の申請ってどういうことなの?何のために必要なの?それはどこで、どんなふうにするの?ということについて触れてみます。

介護保険申請ってどういうこと?

  まりぃさんとの〝ほぼ同居生活〟を始め、ある程度まりぃさんの認知症の症状やできること・できないこと、日常生活で困っている事などが見え、方向性がある程度見えてきたころ、私は介護保険の申請を行いました。

 まりぃさんの在宅生活の方向性

・可能な限り自宅での生活を続ける(施設に入所するには資金面が苦しかったので)。後々認知症が重度になったら特別養護老人ホームへの入所を検討する。 

・家族は介護離職をせず、仕事を続ける。

・日中独居になってしまうために、週に何度かデイサービスを利用する。

・安全に自宅で生活するために、必要であれば福祉用具をレンタルしたい。

その方向性を踏まえた生活のためには、介護保険サービス(その中の居宅サービス)の「デイサービス(通所介護)」と「福祉用具貸与」を利用する必要があります。

〝地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護(特別養護老人ホーム)〟では、施設に入所して食事や入浴、排泄などの介護やその他の日常生活上の世話、健康管理などの支援が行われます。介護保険サービスなので、他の有料老人ホームより入居生活に掛かる費用が安く抑えられます(正確な入居費用は要介護状態区分:要介護度や収入状況によって変わります)。

利用には条件があり、「日常生活においてほぼ全面的な介護が必要な状態」から、「介護なしには日常生活を営むことがほぼ不可能な状態」であると認定されないといけません。

 なんだか書いていて、急に難しい言葉が増えて来たのをひしひしと感じています。介護保険の色々って、本当に説明が難しい。

ざっくりいうと…

 ざっくり言うと、特別養護老人ホームは介護保険を使ったサービスを受けられる公の施設なので、お値段が控えめで済むけれど、介護に手がかかる人しか入れない、という事です。

その「日常生活にどれ程の介護支援が必要な状態であるのか(どの程度手がかかるのか・介護にかかる時間を必要とするのか)」を認定してもらうことが〝要介護認定〟であり、その認定を受けるための申し込み手続きをすることが〝介護保険申請〟なのです。

 介護保険の制度や利用できるサービス、それにかかる費用や手続きについてなどは厚生労働省や自治体のホームページに詳しいことが書かれています。ぜひご参照下さい。また、役所に行っても詳しく書かれたパンフレットをもらうことができますよ。

 リアルに〝今、知りたい。今、必要。だけどいろいろ難しそうで心配。〟という方がいらっしゃったら、最初に足を運ぶのは〝地域包括支援センター〟が良いでしょう。

ここは介護・福祉・医療に纏わる心配事を相談する窓口がありますし、必要なサービスを紹介するだけではなく、あなたと結び付けてくれることもしてくれるはずです。自治体によって名称やどこにあるのかも違いますので、お住まいの地域で調べてみて下さいね。ホームページや市政だよりなどに載っています。

※介護保険の申請をする!~後編~へつづく

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