ごきげんよう。きいです。
父が手術を受けた病院は廃院になり、カルテは残っていない。
家の中からは「1枚の紙きれ」を探しても出てこない。
だけどそんな人にだって、何か道はあるんじゃないか?何か方法があるんじゃないか?と思いました。
調べろ!
厚労省のHPから情報を集めたのはえい君。
C型肝炎感染の元となった、特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第Ⅸ因子製剤には、何があるのか?
それらは、父が手術を受けた頃に病院へ納入されていたのか?
それを調べるために、たくさんの資料をプリントアウトして父の面会の際に持って来ました。
父とえい君と私は、面会用のコーナーでテーブルを囲み、ああでもない、こうでもないと話し合いました。
感染源とされるものは8種類ありましたが、父はその中の1つ、ある薬剤名を指さし「たぶん、これや」と言いました。
何も証明するものはなく、父の記憶だけが頼り。
もちろん父の勘違いの可能性もあります。
父は「先生が、この薬を使ったって言ってたで!」と譲りませんでしたが。
リスト
厚労省のHPには「フィブリノゲン製剤納入先医療機関名」がリストアップされています。
そこには確かに、父が手術を受けた病院名と所在地、電話番号が掲載されていました。
そして…。「カルテ等の有無」の欄には「無」と書かれていました。
そこに書かれた電話番号が今も生きている訳はありません。
だけど、ダメを承知で電話をしてみた私。
もちろん電話が通じることはありませんでした。