まりぃさんの試練

介護の現実

 ごきげんよう!きいです。

 まりぃさんが老健へ入所する段取りが進んでいきます。入所先の決定から、面談、細かな決まり事などの確認…。

その模様をお伝えします。

施設の選択

まりぃさんがお世話になる老健の候補は2か所ありました。

先ず1か所は、車で5分もかからないところにある病院が母体の施設で、特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・ケアハウス・デイケア・デイサービス・居宅介護支援事業所などが一つの敷地内に集まっている施設「A」です。

2件目は車で10分程の、ここも病院が母体の施設「B」。

施設「A」程ではないものの、介護老人保健施設・デイケア・デイサービス・居宅介護支援事業所などがあるところです。

 ただ、今は〝コロナ禍〟であるため、見学はできません。

どっちにするか?

まるで「賭け」です。

こんなところに、こんな形で新型コロナ感染症拡大の影響が出てくるとは思いもしませんでした。

 施設Aは、いつもなら衣類を持ち込み、家族が洗濯をすれば利用料金が安く抑えられるコースがあるはずだったのですが、今はコロナ禍のため、面会ができない状況です。

衣類もすべてレンタルとなっていました。

 施設Bは、最初から衣類は全てレンタル。面会ができないことも施設Aと変わりありませんでした。

 料金は施設Aも施設Bも大差ありません。

 私が「どちらを選ぶか?」の指標にしたのは、母体の「病院」。

施設Aの母体の病院は、介護療養型医療施設(療養病床)としての機能も持ち合わせている所でした。病気の急性期の治療が終わり、長期の療養を必要とする要介護者が入所する施設でもあるのです。

施設Bの母体の病院は、総合病院ですが…。実はそこへ通院している訪問看護の利用者様が「緊急で受診したい・入院が必要かもしれない」という事態になった時、返事を頂くのにすっっごく時間がかかったり、その挙句に「今日の当直医は科が違うので診れません」と断られてしまうことが何度もあった病院だったのです。

だから、私はもしもの事を考えて、施設Aを選びました。

 施設Aの相談員さんとまりぃさんの面談は、我が家で行われましたが、なんと土曜日に来て下さったので仕事を休まずに済みました。

そこには、のんさんも同席してくださいました。

まりぃさんは、いつものようにニコニコと笑顔で話します。相談員さんにも、良い印象を持っていただけたようです。

 必要な書類を頂き、契約書などを書きこみ、施設の説明を伺います。

認知症のない方と、ある方のフロアが別れていて、まりぃさんはどちらへ?という確認がされましたが、「部屋が分からなくなる・人の部屋に入り込む可能性がある・トイレや入浴に介助を要する・帰宅願望が強い」という現状をお伝えし、認知症の方のフロアに決定しました。

そこで、おおっ?まりぃさん、大丈夫かな?という内容が…。

それもまた、コロナ関連のこと。

「新たに入所される方は、1週間個室で過ごしていただきます」

入居者さんへの感染予防のため、1週間個室生活…。

「もちろん、リハビリの時間もありますし、こまめに顔を覗かせます」とは言って下さるのですが…。

ああ、心配。

まりぃさんの試練です。

だけど、これは必ず通らなくてはいけない「関所」。

まりぃさんには頑張ってもらうしかないのです…。

…いやいや、違うな。誰が頑張るのかって、それは施設のスタッフさんでした!

すみません。お世話になります‼

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