ごきげんよう!きいです。
今朝。「まりぃさんの病歴」を、のんさんへ伝えている自分を思い出しながら、眠りから覚めました。
夢を見ていたわけではないと思うんです。
回想していたのかしら?
なんだか不思議な目の覚まし方をしました。
親が要介護状態になって、介護保険の申請をしたり、ケアマネジャーを探して面談をしたり。
私もあの頃は無我夢中だったな。
今もあちこちに、同じ思いをしている方がいるんだろうな…。
親の介護が始まるとき、必ず通らないといけない道ですものね。
もし、まだ親御さんが「介護申請なんて先の話しよね~」というくらいお元気な方。
今のうちに「親御様の病歴(既往歴)」を確認しておくと良いですね。
子供の頃に罹った病気の話だけでなく。
子どもさんが離れて暮らしている間に、実はどこかの病院に通院をしていないか。
何か定期的に内服する薬を出されていないか。
それはきちんと飲めているのか、いないのか。
とても大事な情報なんです。
ケアマネジャーは、利用者が適した介護サービスを利用できるように、そして適切な医療と繋ぐために、情報を把握しておく必要があります。
例えば、転んで骨折をしたため入院・手術となり、ようやく退院したばかりの85歳のAさん。息子さんは遠方に住んでおり、一人暮らしのため、安全に過ごせるようにとデイサービスの利用が開始になった…という方がいたとします。
もしAさんが「高血圧で血圧が180台になることがあり、降圧剤の内服が必要」なのに、実は薬がきちんと飲めていなかったら。
内科への通院ができていなくて血圧の上昇が転倒の原因だった…なんていうことも。
本当は内科へ受診しないといけないのに…。
もし…それを本人以外、だれも知らなかったら。
デイで血圧が180を超えていたら、スタッフさんは大騒ぎです。
体調確認・内服支援・自宅での入浴支援等のために訪問看護が導入になるべき案件です。
実は「子どもには心配をかけたくない」と、通院治療や内服を黙っている親御さんもいらっしゃるのです。
だけど、体調が安定していて初めて健全な在宅生活が送れるのです。
子どもさんも「お父さん、お母さんは、いつどんな病気をされましたか?どこの病院へ通っていらっしゃいますか?その治療は今も続いていますか?今、何のお薬を飲んでいますか?」と、医師や看護師、ケアマネジャーから聞かれる日がいつやってくるか分かりません。
もし機会があれば。
親御さんから聞いて、確認しておくと安心ですね。