『それは無理です』

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 ごきげんよう。きいです。

 今日もお仕事、頑張ったんですけれど…。

 今回はいよいよ『それは無理です!』と言いたくなってしまった話です。

 利用者様のAさん。今日は娘様がいらっしゃっていました。

 そして娘様から、ある相談を持ち掛けられました。

 「1か月後に母の病院受診があります。その時に私が父(A本人様)と留守番をするのですが、便が出ると困るので、その日看護師さんに一緒にいてもらいたいんです」とのこと…。

 奥さんの受診には半日かかる予定だそう。

 う…ん?これはレスパイト…ではなく…???何なんだ???

 定期訪問の予定日ではありますが、訪問看護の算定時間はかるくオーバーしています。

 Aさんのケアは週に2回、各60分程度のプランです。

 これは介護保険を利用したサービス。ケアマネジャーの立案したプランです。

 まあ、時間がオーバーするということもですが、そもそも「便が出たら困るから」という見守りは看護師の仕事ではありません…。

 当日ヘルパーも訪問予定ですが「生活援助だから頼めない」と話されます。

 このような時、本来ならば「ご家族がオムツ交換を憶えて実施できるように支援する」のパターンが多いのですが…。

 娘様に(今のところは)その発想とお気持ちはないご様子です。

 以前、奥様が入院をされたときに、オムツ交換の指導を何度も受けている娘様。

 久し振りのお父様のケアが、きっと不安なんだろうけれど…。

 でも「介護保険サービスとしての6時間滞在、しかも便が出たときの対応のための滞在」は…。

 『それは無理です』

 娘様と奥さんは「ケアマネさんへ相談します」と仰いますが…。

 「予定通りの時間に定期の訪問」と、「出てしまったときには電話で対応相談し、(ご本人と娘様にとっては緊急事態ということで)臨時で訪問」になるかと思われます。

 もし、介護保険を使わずに、実費で訪問看護を6時間利用するとしたら?

 その料金は6万円近くになるでしょうか…。

 介護保険の利用であれば、滞在時間やサービス内容に制限はありますが「1割負担(Aさんの場合)」。

 それで何とか納めて頂きたいものです。

 まあ、まだ1か月も先の便のことは、誰にも分かりませんから(笑)。

 もう少し、ご家族で相談するお時間はあると思いますよ!

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