ごきげんよう!きいです。
どんな職業でも〝職業病〟というものがございます。
看護師の場合、人の血管をついチェックしちゃうとか、保育師さんや幼稚園の先生ならお子さんを見ると「今何か月くらいかな?」「何歳かな?」と考えちゃうとか。
リハビリにまつわる職種(以下、「リハさん」とします)の場合、その職業病ってどんなものなのでしょうか?
理学療法士の職業病?
ある理学療法士さんに、「職業病ってあるの?」と聞いてみたことがあります。
するとリハさんらしい答えが返ってきました。
「人のアライメント(骨と骨格筋の配置)のズレを見て、このままだと何年後には姿勢がどうなっている筈だ…なんていうことを考えてしまう…。」
はぁい?
…すごいですね。
きっとあなたの目には、私の姿は皮膚を通して骨と筋肉の姿で見えているのでしょうね(笑)。
足指が使えていない
肩が上がっている
荷重が偏っている
靴の踵の擦り減り方が不均等である
…それが転びやすい身体の原因になったり、肩・腰・膝の痛みの原因となることも。
あちこち痛くて、骨折や怪我をして。
そんな将来、嫌だなあ…。
身体のメンテナンスって、大切なんだなって思いました。
そして、理学療法士はじめ、作業療法士、言語聴覚士等「リハさん」の専門的知識…。
その素晴らしさが、もっとみんなに周知されないと!って思いました。
難しい利用者様も…。
リハさんって身体の造作を見ているだけではなく、ちゃんと利用者さんの抱えている疾患や障がい(認知症も脳血管疾患も、心疾患も神経難病も重症心身障害児・者も…)を考慮したリハビリテーションをしていることもお伝えしなくてはいけませんね。
みんな…ゆっくり、循環動態の変動に注意しながら、表情や筋緊張の変化をとらえながら、無理なく、繰り返し、繰り返し…
すごいなあ…。
そんなリハさん、いつもスケジュールが一杯です。
病院勤務の方が多くて、訪問看護ステーションに勤務するリハさんはまだ少数派。
限られた介護保険の点数や医療保険の枠を使って、少数派のリハさんが訪問している。
利用者さんは、みんなリハさんを待っています。
もっと在宅で活躍してくれるリハさんが増えてくれればいいな。
そして、看護師と協力をお願いします。
これからも、いろいろ教えてください。
お互いに切磋琢磨していきましょう。