ごきげんよう!きいです。
今まで、まりぃさんのエピソードを色々書いてきた中で、ケアマネジャーさんやヘルパーさん、福祉用具支援相談員など、介護に関わる支援者の存在に触れてきました。そしてその皆さん方は、所属する事業所があって、それは地域のあちこちに存在しています。
さて、もしそのような皆さん方のお世話になる日が来た時に、どうやったら「素敵な方」と巡り合えるのでしょうか?
存在すら知らなかった・そんな事業所がうちの近くにあったんだ…という状況からのスタートの場合に「しまった…」とならない方法について考えてみたいと思います。
「素敵な方」とどうやって巡り合うか?
私は今までの仕事の中で、たくさんの支援者さんたちと関わってきました。その中で感じるのは、介護に関わる仕事をしているからと言って、すべての人が優しくて献身的で熱意があるわけではない、という事。これはどの業界でも一緒だと思うのですが、「残念な人」は実際にどこにでもいらっしゃるのです。
そんな中で、私はのんさんという素敵なケアマネジャーさんを自分の目で選びだし、まりぃさんの担当をお願いすることができました。これはもちろん、誰もができる方法ではありません。
共に協働する環境にいるからこそ可能だった方法です。
では、「素敵な方」と出会うにはどうすれば良いのでしょうか?
・口コミ
もしご近所のお知り合いやご友人に〝介護の先輩〟がいらっしゃったら、どこの事業所を利用しているのか、利用して実際どうなのかを聞いてみると良いでしょう。
そのお知り合いやご友人が、信頼のおける方ならば尚更です。
「日頃から、人との良好なコミュニケーションが図れている」という方は、それが強みになります。
ただ、一つ気をつけた方が良いのは「うわさ話は真に受けないこと」です。
どこのうわさ話でもそうですが、私情や間違った個人的な思い込みが混じっていたり、話が盛られている可能性もあります。冷静に話を聞くようにしましょう。
・様子を見てみる
近所に介護サービスを利用している人がいたら、スタッフの対応・声掛けや、表情を見てみましょう。
直接話をご近所さんから聞くことができなくても、注意を払ってご近所を見ていると、デイサービスの送迎やヘルパーさん、訪問入浴の方々が車で移動しているのを見かけることがあります。
訪問するお宅のインターホン越しにどんな声掛けをするのか、その時の表情や様子はどうなのか。
服装や身だしなみはどうなのか、を見てみると印象の良し悪しがわかると思います。
ただし、ジロジロと見ないで、怪しまれない程度にさりげなくを心がけて下さいね!
・ケアマネジャーへ聞いてみる
介護サービスを導入する時って、何もかもが一斉にスタートするわけではありません。
始めにケアマネジャーさんをお願いし、その後にデイサービスやヘルパー事業所さんの利用が開始。自宅内の生活動作に助けが必要になったら福祉用具を導入、自宅の浴室での入浴が難しくなったら訪問入浴…といった具合です。
ケアマネジャーさんは、たくさんの事業所と日ごろから関わりをもっています。それが仕事なのです。
「どこの事業所さんを利用しましょうか?」という話になった時に、「男性・女性のヘルパーさんがいい」「自宅の近くに事務所があった方が良い」などのリクエストも伝えながら、「どの事業所が自分に合っているかはわからない。ぶっちゃけ、どこか良いところがあったら教えて欲しい」と伝えれば、あなたやご家族と相性が良さそうな事業所を紹介してくれると思います。
・退院調整看護師やソーシャルワーカーと仲良くなる
もしあなたやご家族が現在入院中で、退院に向けての準備を整える段階だったら…。
病院には退院調整看護師やソーシャルワーカーという人達がいます。患者様が退院後の生活に困らないように準備・手配を行い、各種の手続きについて教えてくれる人たちです。
この人たちとも、退院後の生活で心配な事やわからない事を相談し、コミュニケーションをとっておくことをお勧めします。
人は誰しも、よいコミュニケーションが図れている人には、喜んでもらいたいし、役に立てたという実感が欲しいものです。
連携を図る時も、何もやりにくい事業所を好んで紹介することも無いのではないでしょうか。
ケアマネジャーや訪問診療、訪問看護などの手配についてはしっかりと相談をして「あなたが一番良いと思う事業所はどこですか?」と聞いて見てはいかがでしょうか。
きっと良いお返事を頂けると思いますよ。