「処方薬の問題」

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 ごきげんよう。きいです。

 なんだかんだと言いながら、頑張ってお仕事をしています。

 月末・月初に私を悩ませる「訪問看護計画書・報告書」も、送ってしまえば少し気が楽。

 今月から大幅に計画の変更が必要な利用者様。

 その計画書も、カンファレンスの資料としても有効活用すれば、少し気が楽。

 …そんな毎日です。

 最近、利用者様の治療の一環として、とっても高額な薬剤の投与が続いています。

 それはおひとり様だけではなくて、同じ疾患の方数名に対して。

 その金額に、いろいろ考えさせられます。

 この金額のほとんどを、国が負担するんだもの。

 医療費が高額になるに決まってるじゃないですか。

 なんで国は、こんな高額な「治療薬ではない薬」を認可するんだろうか???

 そんな風に思ってしまいます。

 そんなことを、いろいろ考えていると…。

 他でコスト削減ができないのか?…なんてことを考え始める私。

 まず削減できるのは…。

 ・湿布薬

 ・軟膏類

 ・保湿剤

 ・下剤

 ・胃薬

  …などなど。

 少なくはなっているはずですが…以前からずっと続いている問題です。

 たくさんの方に処方される、一度処方されると「なんとなく無いと不安」なお薬たち。

 患者本人が「まだ残っています。今回は処方はなくても大丈夫です」と言わなければ、

処方が続くお薬たち。

 私たちが訪問中に「残薬」として発見し、「整理する仕事」が生じるモノたちです。

 もちろん、本当に必要なモノもあります。

 だけど「たくさんあるから、お友達にあげちゃったわよ~」と言われると…悲しくなります。

 そんな時は「処方薬を他人と共有するリスクについて指導する仕事」が生じます。

 自宅では「処方薬だけでなく、市販で購入したほとんど同じ効能のお薬たち」が数種類あって、その日の気分で使い分けされていることもあります。

 この処方薬、本当に必要?と思ったり。

 市販薬も、お薬手帳に記載されると良いのかな?と思ったり。

 

 「処方薬の問題」は、国の負担する医療費だけでなく、正しく内服・使用できないことによる患者本人の健康への弊害、そして看護師の仕事も増やします。

 良いことはありません。

 処方薬は1~3割負担で手に入ります。

 だからと言って「お得な薬」ではありません。

 「お得だから、軽んじてよい薬」でもありません。

 一人ひとりにかかる金額は少額でも、大人数となれば金額も大きくなります。

 それが長期間続けば、益々金額は膨れ上がります。

 昔のように「『薬が余っている』と、先生様に言いにくくって…」という時代ではなくなりました(もちろん治療に関わる大切な薬は、指示通り内服してくださいね!)。

 不要な薬は止める。だけど「また必要な時が来たら、処方を再開してもらう」という相談ができるといいですね。

 医師ときちんと話ができる関係性。

 これが大切ですね。

 

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