手をつなぐ

　ごきげんよう。きいです。

　まりぃさんの面会に行って、「きいよ」と言ってもピンとこない様子にちょっとだけ戸惑ってみる。

　そうか。そうよね。

　でも、まりぃさんが困っていなければ良いんだ。

　そう思うことにしています。

　この毎度毎度の「喪失感」。それが介護の悲しみ。

　まりぃさんの膝にかけているモフモフのひざ掛け。

　今回は「入り」とは言ってくれませんでした(笑)。