ごきげんよう。きいです。
前回「医療や介護で、上手く繋げないケースがある」とお伝えした続きです。
本当にそうならないようにしたいし、なって欲しくはないのですが…。
稀にそうなってしまうケースがあります。
先ずは「タイミングを逃してしまった場合」です。
受診のタイミングを逃してしまう理由は様々です。
「体調が良く、受診の必要性が感じられなかった」「仕事や家庭の事情、転居等で忙しく、受診が二の次になってしまった」など…。
人の体調や状況は、時間と共に変化します。
何か月も間が空いてしまうと、「体調や身体状況がどう変わっているか分からない。」ということになってしまいます。
診断に関わる事については特にそう。
そうなると…一からやり直しに。
せっかく紹介状を書いてもらって持って行っても、検査をもう一度受けることになったり…。
「なぜこんなに間が空いたの?」VS「せっかく紹介状を持ってきたのに、また検査をするの?」と、お互いに「え?」となってしまうかもしれません。
「紹介状や記録に書かれていても、古いデータはあてにならない」ということなんです。
また、繋がる前に「別の医療機関」にかかっている場合も複雑になります。
ちょっと皮膚科へ、眼科・耳鼻科へ、ちょっと風邪で…ではなく、主疾患に関する受診で、です。
せっかく繋がる先が決まっているのに、何らかの理由で「違う医療機関にかかってしまった」ということは、何かしらの変化があったから…?せっかく繋がることができるタイミングに、なぜ?
私が経験したのは…。
「その時に息子がいなくて、病院へ送ってくれる人がいなかったために、一番近い病院へ行った。」
「温かく天気の良い日に受診しようとしていたら、悪天候が続き薬が切れてしまった。意を決して受診しようと思ったら、その病院が休診日だった」など。
そんな時には紹介先の病院ではなく、今まで見て頂いていた病院へもう一度かかることも、物事を複雑にさせない方法かもしれません。
カルテもありますし、過去の情報もあります。
「紹介状を頂いたが、事情によりまだ新しい医療機関の受診ができていない。」と説明すれば、内容を確認してそのままの記載内容で良いか、それとも書き直しか、追加事項を加えるか?を考えてくれると思います。そこは医師にお任せしましょう。
何かが急に起こる前に。気が替わる前に。タイミングを逃すことのないように、速やかに繋がるための行動をとることが大切なんですね。
また、紹介状を書いてもらえなくなるようなことは、くれぐれもなさらないように…お願いします。
それは…病院のブラックリストに載らないで下さいねというお願いでもあります。
ああ、それと…。
緊急の受診・入院・退院・主治医の変更などを「誰にも言わない(〝ホウレンソウ〟をしない)」ケースも、支援者は繋ぎようがないので「早く言ってくれていれば~!」と悔しい思いをすることがあります。
私たちに繋がらせて下さいね‼