ごきげんよう。きいです。
もう10年以上前に参加した研修で。
今後の日本の医療や介護はどうなっていくのか…的なお話を聞いたことがありました。
今、その内容を振り返ってみて…。
「あってるね~」と感心しています。
その内容には、何一つ「明るい未来」が無いのが残念。
だけどそれを悲観することなく、毎日粛々と生きていれば「何とかなる」のです。
人は強くできているのですから。
今までにも、度々お伝えしてきたように「医療にはかかりにくく、介護サービスも受けにくくなっていく」という未来が待っていて…もうすでに始まっている実感もあります。
前述の研修では、介護職の人員不足を補うためには「ボランティアの育成・ボランティアが活躍できるような環境調整が必要」といわれていました。
10年以上時間が経過した今、私が思う事。
それは…。
「仕事をせずに生活ができて、ボランティアに力を注げる人」
「家族の介護をせず、ボランティアに力を注げる人」
「自分自身が健康で、ボランティアに力を注げる人」
そんな人が、今の日本にどれくらいいるのかな?ということ。
年金額が減り、自分の生活のために仕事を続けなくてはいけない人が増える。
病院や施設ではなく「在宅」を推し進めたい政府。
…と言う事は、「他人の介護よりも、自分の家族の介護が優先」になる。
「無責任なボランティア」という訳には行かない。自分や家族の健康に不安があったら、簡単に引き受けることはできない。
「ボランティアに期待」って…甘い考えだったんじゃないかな…と思ってしまいます。
今は人のことより自分のことで精一杯。
もしボランティアができたとしても、「介護」は「ごめんなさい」…。
そんな方も多いはず。
もし、ボランティアの力がどうしても必要だというのなら。
仕事に就くのと同等の魅力が感じられないと、集まらないでしょうね…。
ボランティアをする方への手厚い補償や支援も必要になると思います。
それが可能なのかなぁ。
いろいろ考えちゃいます…。