こんなこと、よくある事?

在宅介護

 ごきげんよう!きいです。

 母が認知症。兄は末期の癌。そして私に降りかかるダブル介護…。

こんなことって、めったに無いこと?それともよくある事なのでしょうか?

答えから言うと「珍しくはない」と思います。ただ、早すぎただけ…?

そう思っていたけれど…早すぎた?本当に?

早すぎだと思っていたけれど。

 まりぃさんの認知症は、発症してもおかしくない年齢です。

認知症という病気は、高齢になればなるほど有病率は増えて行きます。

現在では、まりぃさんのように80代後半の女性なら44%。95歳を超えると84%が認知症であることが分かっています。

2025年(3年後!)には高齢者の5人に1人が認知症になると予測されています。

だから今、認知症の予防と認知症との共生が求められているのです。

認知症になる事を防ぎつつ、なってしまった方を受け入れ、共に生きる社会を目指すのです。

 だけど兄〝えい君〟の癌はさすがに早すぎだと思っていました。

まだ50代…。

だけど、良く周りを見渡してみると…。

私にも、数年前にがんで亡くなった同級生がいたことを思い出しました。

今現在も二人ほどがんで闘病中の同級生がいると耳にしています。

 そう。〝50代で癌〟は、決して「早すぎ」ではないのです。癌の発症リスクは、40代後半から高くなっていくのです。

そして、生涯で癌に罹患する確率は2人に1人。

もしかしたら、気が付いていないだけで、私の体の中にも癌があるかもしれません。

もうそんな年齢なんですね。

このコロナ禍で病院の受診や検診を受ける率が下がり、癌の早期発見が遅れている可能性が示唆されています。

 皆さん、がん検診は受けておきましょう。

早期に発見できれば、えい君のように「発見された時には手術もできない状態」という事態を、未然に防ぐことができますから。

複数人の介護

 家族のうち二人が要介護の状態というのは?

沢山あります!親子では少ないかもしれませんが、夫婦で…ならそれはよくあるケースです。

癌の夫が認知症の妻を介護する。

認知症の妻が癌の夫を介護する。

実際にいらっしゃいました。そういうご夫婦が…。

そうなるとどうしても認知症の方が、いずれ施設入所かご家族の介護なくしては生活できなくなってしまいます。

子の世代にとって「両親でなんとかやっているから」から「いよいよ本格的な介護の始まり」になっていくときかもしれません。

しかし、これからの社会と介護について考えていくと〝定年の延長〟が一番厳しいと思いました。

年金問題もあり、仕事は長く続けることが勧められます。

しかし、親や兄弟、配偶者が病気になり、介護が必要になっていく。

ひょっとして若くして子供さんに恵まれた方は、定年前に〝子供が癌〟というケースもあるかもしれません。

仕事は続けないといけない。だけど複数人の介護もやらないといけない…。

まさに今の私のような状態(もっと過重介護も!)になる人が、これからもっと増えていくのではないでしょうか?

私の場合には、父は亡くなっています。もし父がまだ生きていたら。

両親の介護と兄の介護。トリプル介護と仕事の両立?そこへ姑の介護や夫の介護と次々と襲い掛かってくる介護の波。

ああ…考えたくない!

せめて子供の世代には同じ思いをさせないように、自分が介護を受ける日ができるだけ遅くなるように。

そして自分が介護を受ける日のための準備を整えておきたいな…と思ったのでした。

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