ごきげんよう!きいです。
訪問看護で利用者様のご家庭を訪問していると、よく「変な電話がかかってきた」という話を耳にします。ずいぶん前から耳にしていますが、いまだに続いている相談です。
「それは、どんな電話ですか?」と伺うと、内容は様々ですがやっぱり不審な電話。
詐欺に発展していく可能性を感じます。本当に身近なところに、そんなことがあるのですね。
本当に怖い
在宅療養者のいらっしゃるご家庭は、日中に高齢者が在宅している確率も高く、介護サービスの事業所からの電話を受ける事もあります。
そのためか不審な電話を受けてしまう危険性が高いような気がします。
子供がいない独居の高齢者宅へ「お婆ちゃん?」と電話がかかってきて「孫はいない」というとガチャンと切れた。
「(同級生の)サイトウです」と男性から電話があり「同級生に、サイトウさんはいない」というとガチャンと切れた。
…など、「その際の対応次第では詐欺のターゲットにされてしまうかもしれない」という危険性を感じる電話が、実際にかかって来ています。
「この家には(狙えそうな)高齢者がいる」
それが伝わると、次の段階(?)のもっと怖い内容の…
息子や甥を名乗って「大切な物が入ったバックを失くしてしまったからお金が必要」と言って現金を受け取りに来る。
警察官を名乗って「あなたのクレジットカードが不正に使われている」「ある事件で捕まえた犯人があなたの情報を持っていた」と言ってカード情報を入手しようとする。
…なんてことに…。
怖い、怖い。本当に怖い。
出ない!
ではどうすれば良いか?
「電話に〝直接〟出ない」
これが良いように思います。
私が関わる利用者様のお宅の多くは、留守番電話機能を上手に利用されています。
詐欺の犯人は、自分の声を留守番電話に残すことはしないようです。
介護サービスの事業所からの電話は、必ず「〇〇事業所の☆☆です」と必ず名乗ってから要件をお話しします。
声を確認してから電話に出るもよし。
電話の内容もすぐに返事が必要なことは案外少ないので、慌てることもありません。
暫くして再度電話がかかってくることもあります。
自分の都合の良いタイミングに折り返しの電話をかけても大丈夫。
私は電話をかける方の立場ですが…。このようなご家庭に電話をすると、私達も「しっかりされているな~」と安心します。
「変な電話がかかってきた」と言われた訪問看護の利用者様にも、留守電をおススメしています。
そんな電話がかかって来たと、ご家族様へ伝えるようにもお伝えしています。
また、認知症の方のご家庭を訪問すると、電話機に「電話が鳴ってもすぐに出ちゃダメ!」と張り紙が張られている事もあります。
「ご家族に守られているな~」と安心します。
今、詐欺は姿を色々変えながら(「還付金がある」とか…)、若い人もターゲットにされています。
どうぞ皆さん、詐欺には気をつけて!
私にとっても「明日は我が身!」。
私も気をつけます!