「入院します」

介護の現実

 ごきげんよう。きいです。

 昨日はY先生に「入院しますか?」と聞かれて、判断できなかった兄。

今日は訪問看護が入りまして…。入院となりました。いや。私が入院を決めました。

兄も頷いていました。

息子の協力

 今日は息子の仕事が休みだったので、朝から兄の見守りに協力してもらいました。

 あまり甘えたくはないのですが、息子にとっても小さい頃から可愛がってくれた伯父が

余命わずかという状況です。「自分も一緒に見守った」という経験もアリかと思いました。

協力依頼をした時も、迷わずOKしてくれました。

無呼吸

 兄は息子がいる日中の時間、ちゃんとベッドにいました。そしてポータブルトイレは…。

1回使ったのみ。ひどく濃い色の尿でした。量も驚くほど少なかった。

 ベッドに真っすぐに静かに横になることができなくなったのは、午後になってから。

 私と所長の二人組で訪問したときに、兄はベッドサイドに腰かけていました。

 表情は辛そうで、痛みではないが上腹部が張るのだと話しました。

 オキノームは2回内服していました。

 そして言葉が途切れるとベッドに横になり、どうすれば落ち着くのかを探すように身体を動かします。そしてようやく落ち着く場所を見つけたら、そのままウトウトし始めたのですが、すぐに無呼吸が出現。15秒で呼吸を再開しますが、Spo2の値は94%へ下がります。

そして、ふと目を開けてはポツリポツリと気になることを話します。

それが繰り返し何度かありました。血圧も86/56mmHg。明らかに低い数値です。

 所長と私は顔を見合わせました。

「入院するなら、今」

兄に「入院しよう」というと、確かに頷きました。

 所長がY先生へ連絡し、兄の状況を報告しました。

 そして私に電話を替わり、入院の意思の確認。

「入院でいいですか?」という問いに「はい、お願いします」と返事をしました。

 すぐにY先生から病院の退院調整看護師Tさんへ、入院受け入れの要請をして下さいました。

 返事があったのはその10分後。

「救急車で来てください。すぐに来院できますか?」

「すぐに準備して向かいます」

あとはバタバタと入院準備を整え、救急車を要請。

救急車には息子に乗ってもらい、私は戸締りをして、車で病院へ向かいました。

連携が図れているということが、こんなに入院をスムーズにしてくれるんだと強く実感しました。

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