銀行での手続き ~さすがプロ!な出来事~

介護の現実

 ごきげんよう。きいです。

 兄の銀行口座の相続のため、隣の市の支店で手続きをしています。

 私が書いた書類と、持参した公正証書遺言の正本、兄と私の戸籍謄本、私の印鑑登録証などを持って奥に入って行った、担当者の女性。

 何をどう確認しているのか…。ドキドキです。

またしても怒鳴り声が…

 その確認作業中は、カウンターを離れてソファーで雑誌を見ながら待っていました。

 すると、近くで男性の怒鳴り声が…。

 年金事務所に引き続き(笑)クレーマーさんの出現です。

 年配の男性が一人、受付担当の職員さんへ大声で怒鳴っています。

 その内容も、聞きたくないのに耳に飛び込んできます。

 「金利が安すぎるから口座を解約する羽目になるんだ!」とか「他人のお前には分からない」とかなんとか…。

 別に銀行のせいでも、その職員さんのせいでもないのに…。

 なんだかなぁ。

なぜ、こうも年配の男性が大声をあげている場面に遭遇するのか。

 年配の男性って、大声を出せるだけの元気が有り余っているのなら、そのエネルギーを何か別の有意義なものに向けられないのかなぁ…とか思っちゃいました。

 しかし、そこは受付担当のベテランさんの対応が上手なようで!

「なんだよ。お前、頭悪いな!」

「はい、ようやく理解ができました。すみません、本当に私の頭が固くて…」

「本当だよ。もっと勉強しろよ」

「本当に、勉強不足で…」

そんなやりとりをしながら、クレーマーの男性のガスがみるみる間に職員さんに抜かれて行きます(笑)。

 最後には職員さんも笑顔で対応されています。

「伝票だって、どれだかわかりゃしないよ!」

「申し訳ありません。こちらになります…」

…と何やら伝票の書き込みをして(もちろん受付の職員さんに手ほどきを受けながら)、待ち時間0で手続きをして、そのクレーマーさんは銀行を後にしたのでした。

 ハア…。お見事です、受付担当の方。さすがプロです!

 私、平日は仕事なので、このような窓口での手続きってめったに無いことなのですが…。

 クレーマーさんって、あちこちに頻繁に出現しているんですか?

 その受付担当の職員さんも、他の銀行員さんも。

 クレーマーさんが銀行を後にしてからも、何事も無かったかのような仕事っぷりで。

 本当にお見事です!

手続き完了!

 そんなそんなそんなこんなをしているうちに、カウンターから「きい様~」と呼ばれました。

 再び椅子に座ると、「相続の手続きに問題はありませんので、1週間ほどできい様の口座へえい君様の預金が振り込まれます」とのこと。

 良かった!

 スムーズに手続きできたのは、やはり公正証書遺言書のおかげだと思います!

 それが無かったら、まりぃさんが相続人で、成年後見人を立てて。

 その手続きがまたまた大変で。

 手続きだけじゃなくその後の介護のことも、まりぃさんが亡くなった後の相続も後見人さんを通して。

 そんなにたくさんでもないお金のために、まりぃさんの権利のために、ずっとお金を支払い続けることに。

 本当に兄が亡くなる前に、ちゃんとしてくれたこと。

 心から感謝です!

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