ごきげんよう!きいです。
この冬、ある事に気が付きました。
すごく些細な事なんですけれど。
「今年の冬は、結露が付かない!」
まりぃさんと一緒に住んでいた数年間、私が住むマンションは結露がとても多かったんです。
冬の朝、玄関を開けると「なぜかうちだけ結露が垂れている」という現象があって不思議に思っていました。
「ご近所の皆さんは、結露対策をしっかりされているんだろうな」と、自分の対策が行き届いていないのだと思っていました。
「うちは湿度が高いのかな?」と思って換気をしたり、結露を吸収するためのシートを使ったりしたものでした。
それが今年は「殆ど結露がな~い!」
これ、ビックリです!
何が変わったのか…。それを考えてたどり着いた答えが…。
「まりぃさんがいない」
確かにまりぃさんがいたときには、冬はずっと暖房。夏はずっと冷房。昼も夜も暗ければ電気をつける。TVはまりぃさんが起きている間は殆ど付けっ放し。電気料金は今よりもずっと高かった!
ジャージャー水を流しながら食器を手だけで洗っちゃって、私が後から洗いなおすことがよくあった。トイレで何度も水を流しちゃうし、尿とりパッドを詰まらせて廊下までビショビショにしちゃった事件も度々あったから、水道料金ももちろん今よりも高かった!
そう考えると、この光熱費が高騰している時に、我が家はずいぶんコストダウンできたんだなと思いました。
まりぃさんが今お世話になっている特養Nさん。
月々のお支払いは10万円ちょっと。
でも…。
まりぃさんの介護全般。
まりぃさんの住むためのお部屋代。
まりぃさんの食費。
まりぃさんにかかる光熱費。
それらを全部含めた金額。
全然高いと思わない。
その分仕事に集中できるし、とにかくありがたい。
節電すらも諦めずにいられるし、いろいろな商品の値上げにも対抗しようと思う気力を持つことができる。
本当に高齢者を家で看るって、お金も大変。
食事にも配慮が必要。音も大変(うちはTVのボリュームがすごかった)。
臭いも大変。生活のリズムも合わせるのが大変。失敗の片付けも大変。
コミュニケーションも大変。
高齢の家族が過ごしやすい環境を維持するのって、とっても努力とお金が必要なんです…。
本当にただ一緒に生活をするだけでも、大変なことがいっぱいあったなぁ…と、しみじみ振り返ったのでした。