ごきげんよう。きいです。
最近訪問看護の仕事で、強く強く感じること。
それは…「お薬が指示通りに飲めない方が、とっても多い!」ということ。
処方される内服薬の数は、少しずつ減ってきているように感じます。
利用者様が「薬の数が多いから、少し減らせないですか?」とか、「一日3食食べる習慣がない。2食だから〝昼食後〟を飲み忘れちゃう」と相談すると、減らせる薬は止めてくれるケースもあるようです。
内服が楽になるのはとっても良いことですし、余って破棄される薬があるのも問題です。
それでも、まだまだ内服薬の種類が驚くほど多い方。
体調や症状に合わせて、内服するかしないか・内服するならその量は?を調整することが必要な方。
そのような方がたくさんいらっしゃいます。
そして私たちが頭を悩ませるのは、指示通りに内服できなかったり、自分に処方されている薬が何のために内服する必要があるのかがわからない方、飲み忘れが多い方、必要以上に内服してしまう方、目の前にある薬は「朝の薬か?昼の薬か?夜の薬か?」もわからない方…。
私たちも、飲めていないことの発見に努め、あの手この手で内服を支援しているのですが…。
今までのブログにも何度も書いてきたような気がしますが…。
そんな方が、まだまだ多いのです。
最近は介護保険サービスを利用すれば、薬剤師さんが内服薬をご自宅まで届けてくれて、お薬カレンダーなどにわかりやすく整理してくれたり、内服状況を評価・指導することができるので、とても助かっています!

だけど、「お薬が指示通りに飲めない方」に見られるのが、薬剤師さんを〝家に上げない〟〝話を聞かない〟。
内服薬は「自分の体に取り込んで、体調に影響を与えるもの」なんです。
どうか…支援を受け入れて、正しく内服してください。
ちなみに、認知症の方々ばかりじゃないんですよ。
それでも…なぜ?
私たちが訪問時に確認して、処方した医師や病院へ確認をして、薬局と連携をして、整理しなおして、記録に残して…。
それを楽にするには。
薬を内服する皆様の力が必要です。
そして、きちんと「わかるように説明する医療者」の力も必要です。
