床屋さんへ行こう

介護の現実

 ごきげんよう!きいです。

 入院前から床屋さんへ行けていない兄。髪の毛と髭は放っておけば勝手に伸びて行きます。

 兄は今でも顔と身体に〝抗がん剤の影響〟と言われる湿疹が出ていて、軟膏を塗り続ける日々。髭剃りも刺激になるとのことで、毎日はできません。

もさっとしたワイルドな風貌になりがちです。そんな兄がようやく床屋さんへ行けるようになりました。

床屋さんへ行ける自信

 「床屋さんへ行って髪を切る」

 ただそれだけのことと思っていましたが、兄にとってはかなり勇気がいることだったようです。

 途中で疲れても、中断ができない。

 途中でトイレに行きたくなるかも知れない。

 このトイレ問題は、本人にとってかなりの不安とプレッシャーになるようです。

 兄は時々、食べ物?体調?病状?…原因がハッキリしないのですが、性状が柔らかく回数も頻回になることがあるのです。

この問題は、出かける時の「タイミング・場所・時間」を決める時に大きな影響を与えることが兄を看ていてとてもよくわかりました。

だけど先週末、兄が「今日は大丈夫」と言ったので、お店が空いているのを願いながら床屋さんへ行きました。

兄がカットをしてもらっている間、私は近所で買い物。

兄に頼まれたものを買いそろえると、間もなく「終わりました」とLINEが届きました。

床屋さんの駐車場へ現れた兄は、驚くほどの短髪に。

後ろなんて刈り上げみたい。

「またしばらく来られないかも知れないから」と意識して短くしたようです。

でも、気持ちもかなりスッキリしたみたいです。

帰りには「銀だこ」でたこ焼きを買って帰りました。

私も兄にごちそうになりました。

美味しかった!

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