ごきげんよう!きいです。
のんさんの力を借りて、ようやく通うデイサービスが決まったまりぃさん。今も元気に通っています。
きいの最初の目標は達成できた訳です。そこで今回はデイサービスに通う日常ってどんな風なのかを書いてみます。
デイサービスの日の朝は…。
デイサービスがある日の朝は、まりぃさんに6:30には活動開始してもらわないといけません。
夜中や早朝に目を覚まして、TVを見ていたり本を読んだり、ウロウロした挙句、ようやくウトウトし始めた…というタイミングだったとしてもです。
まりぃさんは一つ一つの行動にとても時間がかかります。見守りや声掛け、時には手助けも必要なのです。
着替え:前日に着ていく服を選んで用意しておいても、朝にはしまわれていることがあります。夜中のウロウロの中に〝家に帰る気持ちになり、帰宅の身支度を整える〟という行動が混じっていると、用意した服もみんなまとめてお気に入りのバックの中にぎゅうぎゅうに詰め込まれてしまいます。
そこから出して着替える時にも、「どれにしようかしら?これだとおかしい?」とファッションショーが始まるわけです。
朝、既に着替えが終了した状態で眠っていることもあります。夜中に着替えを済ませているのですが、こんな時は大抵 変な着方をしています。
例えばズボンを2枚重ね履きしていたり、夏なのに厚手の靴下を履いていたり…。
洗面・入れ歯の装着:傍について動作を教えてあげないと、とんでもないことが起こります。
水はジャージャーとすごい勢いで流しっ放し(蛇口をひねる力加減が上手くコントロールできないのです)になり、肘を伝った水であちこちビショビショです。
入れ歯は「それ、真面目にやってるの?」と突っ込みを入れるのですが、冗談じゃなく、芸人さんのコントのように、入れ歯をひっくり返して着けようとしたり、重ねて着けようとしてフガフガしたり。
笑いをこらえるのに必死です!
鏡を見ては「髪が真っ白!」と未だに驚いています。洗面所にある娘のヘアオイルやヘアスプレーを自分に振りまいてしまうこともあり、目を離すことができません。
トイレ:まりぃさんは夜中に何度かトイレに自分で行くのですが、その時私は入眠中。
そのため思わぬことが起こっていることがあります。例えば、リハビリパンツの中に尿取りパットを3枚装着していたことがありました。
汚れたパットやリハビリパンツを取り換えるのにも ひと悶着です。尿取りパットに出てしまっていると、本人は尿意を感じないのでトイレに行きたがりません。トイレに行く・行かないで大騒ぎです。
でもまりぃさんは、手伝わせてくれるのでまだ助かっています。
トイレのドアを開けられて、娘が自分の下着の付け方について確認したり、文句を言ってくる日常…。本当に介護される側も大変だなぁと思います。
食事:まりぃさんは食べるだけ。準備も片付けも私の仕事です。でも、それは良いんです。
台所は危険地帯。まりぃさんは少々の好き嫌いがありますが、大抵は残さず自力で食べてくれるので助かっています。
お薬:以前はアリセプトという薬を朝1錠内服していましたが、便が緩くなってしまい今はリバスタッチという張り薬を使っています。
貼った部位を気にしたり、剥がしてしまわないように、背中に貼っています。張り替えの度に背中を出してペタリ。着替えのタイミングに張り替えができれば良いのですが、夜中に着替えが済んでしまっている時にはうっかりすると貼り忘れそうになってしまいます。
まりぃさんは「薬を貼るからね!」と声を掛けても、キャーキャーとくすぐったそうにはしゃぎます。何をされているのか良く分かっていないと思います。
自分と家族のことに加えてまりぃさんのこと。毎朝大変ではありますが、デイサービスの日はお迎えの時間が決まっているのです。
その大変さはいつもよりグレードアップするような気もしますが、普段よりメリハリがあるような気もします。
まりぃさんが出かけた後の家は、一瞬ですが静寂が訪れます。私が出勤するまでの時間は数分間しかありませんが、その数分間の静寂が私は好きです。