ごきげんよう。きいです。
とうとう兄が動けない状態で発見されてしまいました。
訪問看護のスタッフが訪問した際には、ベッドに斜めに横たわり起きることもできない状況でぐったりしていたのです…。
兄に何が起こったのでしょうか?
兄のモーニングルーティーン
兄は、抗がん剤治療の影響で皮膚に湿疹ができていました。
赤くぷつぷつとした皮疹で、場所により痛痒い感じがありました。これは出たり引っ込んだりを繰り返しながら、何年も兄を悩ませていました。
だから兄の部屋には、たくさんの洗顔料やクール系のボディーソープが沢山あります。病院から処方された痒み止めやステロイドの軟膏は〝売るほど〟持っています。
訪問看護の時間には体調確認のほか、皮膚確認と背部や足先など、手の届きにくい部位への軟膏塗布を行っていました。
兄は肌を見せるためのエチケットと思ってか、訪問看護の日には朝から入浴をするのが習慣になっていました。
この日は訪問看護と、その後ケアマネののんさんの訪問がある日でした。
兄はいつも通り(かなり無茶をしたと思われますが)一人で入浴をした後、体調不良となり何とかベッドへ倒れこんだ後に動けなくなってしまったのです。
普段は血圧が130/70mmHg前後の兄ですが、この時は血圧が90代/60代に下がっていたそうです。
ややボーっとしているものの、意識はしっかりしていて会話もできていました。
食事も満足に摂れない状況で、水分摂取もそこそこに入浴(シャワーだけでしたが)なんてしたものだから…。
バイタルサイン(血圧や脈拍、体温など)を測って水分摂取を促して、Y先生へ状況報告をして…。そんな対応をしてくれていた時に、少し早めに到着したのんさんが合流。
他の利用者様の訪問中だった私へ状況報告の電話を下さいました。
のんさんは「介護用ベッドが必要です。手配しますね」と。
「はい。お願いします!」と私。内心は「今が導入のチャンス‼」と思いました。
「トイレはどうされますか?」
「やっぱりポータブルトイレですよね」
「ですよね。すぐに届くか確認してみますね」
「よろしくお願いします!」
…そんなやりとりをして。
ベッドとトイレ、そしてテーブルは、当日の午後に届きました。
介護用ベッドを入れるスペースを空けるために、今まで使っていたセミダブルのベッドを片付けないといけません。
ちょと昔は福祉用具の方が持って行って下さることもできたのだそうですが、今は有料でも回収は行っていないとのこと。
粗大ごみに出すにしても申し込みが必要なので、とりあえず今は福祉用具支援専門員さんを中心に、訪問看護スタッフとのんさんも来て下さって、ベッドの分解と周りの掃除などが行われました。
そしていよいよ、介護用ベッドとベッドサイド用テーブル、そしてポータブルトイレが導入に!
これで兄は少し動きやすくなるはずです。
ああ、本当はもっと早く導入しておきたかった…。