ごきげんよう。きいです。
昨日は、まりぃさんとの面会の際の様子だけでいっぱいになってしまいました。
今日はその続きの「特養Nの訪問診療医である(またしても)Y先生」との面談についてです。
私は、診察室と思われる部屋に迎え入れられました。
電子カルテが開かれたPCの前にはY先生。
その1mほど距離のある場所の椅子に、私が座りました。
そしてその二人を取り囲む、O病院の看護師と特養Nの看護師…と思われる女性たち、担当ケアマネのSさん、スタッフNさん…(笑)。
「随分取り囲まれちゃったなぁ…」それが第一印象。
でも、緊張はしませんでした。
父の時も、兄の時も、母の時も。
最前線は私だったので、もう「どんとこい!」でございます。
Y先生はやはり「精神科の医師から眠剤や安定剤をだしてもらってはどうか?精神科の医師は、心の専門家であり、話もじっくり聞いてくれますよ。」と話しました。
私は「認知症の母は、今後癌などの病気になった時に体調の変化や痛みを上手く説明できないかもしれません。〝眠らない〟〝落ち着かない〟〝機嫌が悪い〟等の母の体調不良の表出があった時に『眠剤や安定剤を増やす』という対応が第一選択になるのではないかが心配です。」とお伝えしました。
その本意は…。
「母は母なりに元気なんですけど。あまり、薬を盛らないで頂けます?」
「荒れているからって眠剤や安定剤だけを処方するのではなくて、認知症以外の所に原因があるのではないかと考えてくれるんですかね?」
もちろん、精神科の先生はその道のプロフェッショナルですから、私のような者が心配するようなことは無いと信じたいですけれど…。
でもねえ…。
先生が「まりぃさんは、昼はとても穏やかに過ごされています。だけど夜は歩き回ったり、独語があって他の利用者様の迷惑になっていると…。」「仲の良い方と喧嘩をした後に、特に独語があるようで…。」という話をしたとき。
私の後方にいらっしゃる、特養Nのスタッフさんがざわめいたんですもの。
私も今までに一度もSさんからそんな話は聞いていませんし。
「お腹の検査なら、僕がいつでも診ますよ!」という言葉と笑顔。
「ここのスタッフさんはよく利用者さんを見てくれていますから、すぐに気が付いてくれますよ」
Y先生の、妙に耳障りの良い言葉。
「本当だろうな?」という思いがどうしても払拭できません。
もちろん特養Nのスタッフさんがどうこうではなくて…。
「なぜ先生がそこまで言えるのですか?」と、思っちゃいまして…(笑)。
夜間、精神科の医師が当直の可能性って…あるのかしら。
当直医とコンタクトはとってくれるのかしら?
その精神科の先生に一度もあったことは無いし。
情報が無いものをノリノリでお勧めされても…。
もしもの時の看取りを含めた対応についての話が続いた後、「検討して下さいね」と言われ、先生との面談は終わりました。
部屋を出るとすぐに、Sさんが「まりぃさんは今のままでいいですかね?」と聞いてきました。
「私たちは先生に、他の利用者様の迷惑になっているとか喧嘩の後に独語が強くなるって報告したことはありませんから。」って…。
あのざわめきは、『そんなこと報告したっけ?』『していません!』という特養Nさん側の確認だった模様。
もちろん、今後もスタッフの皆さんに経過を見て頂き、「暴れる」「怯えるような行動や言動」「本当に他の利用者さんに迷惑が掛かる行為」などがあれば、私の方から精神科医の介入を希望します。
だけど、それまでは「今のままで」にさせて頂きます。