年金事務所にて 

介護の現実

 ごきげんよう。きいです。

 兄の年金に関する手続きの予約をしようと、直接年金事務所に来たものの…。

予約を入れることすら、ままならない状況で。

それならば…このまま何時間でも待ちますから、今日お願いします!ということになりました。

何時間でも…

 受付の方は、始めは「何時間もお待ちいただくことになるかもしれませんので…」とあまりウェルカムな反応ではなくて…。

 「予約も難しいし、今日は一日休みなんです。今日なら待てるんです」と説明しました。

 「分かりました。そちらでお待ち下さい」と、手続きのためのブースが並ぶ前に設置された椅子を勧められました。

 椅子に座っているのは、今現在私ともう一人だけ。

そんなに何時間も待たされるのかなぁ?と思いました。

 スマホでYouTubeでも見て時間を過ごそうと思ってイヤホンを耳に入れて間もなく…。

 空いていた一つのブースに年配の男女が通されました。予約をちゃんととっていた方々だと思いましたが…。

 急に大きな声で怒鳴り始めるではありませんか。

ビックリしました。

 私はYouTubeに集中しようと思うのですが、大きな怒鳴り声がどうしても耳に入ってきます。

話のすべてが筒抜けです。

聞いちゃまずいかと思いましたが、その内容は完全にクレーム。

それも「態度が悪い」というある職員さんの対応についてのこと。

「電話をかけても繋がらないし、やっとつながったと思ったら〇〇っていう職員が、あー言ったの、こう言ったの…」

 同じ話を約30分間、繰り返し怒鳴って帰って行かれました。

 いやぁ、すごいエネルギーです。年配のお二人(男性が怒鳴り、女性の声は聞こえず)でしたが、きっと長生きされそうな気がします。

そのお二人が退室されると、急に静まり返る室内。

私以外にもうお一人待っていた方。その方はブースに入り、10分程度で退室されました。

その後暫くして私が呼ばれました。

受付で〝待ちます宣言〟をしてからおよそ一時間。

待っていて良かった。

だけど、まっている間…事務所で電話が鳴ったのを聞かなかった気がするのはなぜだろう。

クレームの怒鳴り声にかきけされていたのか?

別室ではジャンジャン電話がかかって、対応しきれない程の事態がおきているのか?

そして空いているブースがいくつもあるのに、待っている人がこんなに少ないのに、電話も繋がらないし予約を勧められたのはなぜなんだろう?

何か事情があるのかしら?

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