ごきげんよう。きいです。
先日訪問した利用者様から伺った話です。
その利用者様はお身体に麻痺があり、定期的に訪問入浴を利用されています。
その訪問入浴の現場に、以前とは違う変化が感じられるのだそうで…。
その方は、とてもおしゃべりが大好きでとにかく聞き上手!
お風呂に入りながら、訪問入浴のスタッフさんともいろいろ話をされているようです。
そして、私が訪問している際に「訪問入浴さんのあんなこと・こんなこと」を聞かせてくれるのです。
私が最近気になっている、介護サービスの人材不足。
訪問入浴の現場では、実際に人材不足が大変な状況のようです。
訪問入浴のチーム(大抵は3人で一つのチームになって、サービスを提供しているようです)に、看護師不在のチームが増えているらしい。
その利用者様は、カテーテル類の装着が無く、褥瘡等の傷の手当もありません。だからもう何か月も、看護師不在のチームの訪問入浴となっています。
そしてそのヘルパーさんのうちお一人は、「副業で訪問入浴をやっています」という方。
もちろんチーム全員が「副業の方」ではありません。3人のうちの一人だけなのだそう。
そして「しょっちゅう人が変わる」のだそう。
〇〇さんが辞めたらしい。△△さんも他の事業所へ移ったらしい。
そんな話をしながら入浴をしているんですね。
その利用者様とご家族様は、おおらかな方なので「入浴できれば別に構わない」と話します。
だけど。
「訪問入浴の車のボイラーが壊れているのよね。ゴールデンウィークを過ぎたら治せるって聞いていたのに、まだ壊れたままなのよ~。うちの浴槽にお湯を溜めて、それをポンプでバスタブに移すわけよ。ジャンジャンお湯を出さないと、足りなくなっちゃって困るのよね~。」
…それはアリなのか?
本当におおらかなのは良いのだけれど…。
…本当にアリなのか?
この利用者様親子でなかったら、「訪問入浴さんを替えて下さい」の案件かも…。
でもこの利用者様親子…その話を楽しそうに笑いながら話すんです。
大したものです。