ごきげんよう!きいです。
現在まりぃさんが老健にお世話になっている状況が続いてはいますが、認知症については日々勉強と情報収集の日々です。
いろいろな研修に参加していますが、認知症の方の支援や周辺症状との付き合い方については、私がブログに書いてきたことに、今のところ大きな変わりは無いようです。何か変更や修正が必要なことがあったら、その都度お伝えしたいと思っています。
実は今回、私が住む県の〝認知症疾患医療センター〟のHPを見ていると、運転免許証の返納について、以下のような内容を見つけました。
〝認知症疾患医療センター〟
〝認知症疾患医療センター〟とは…
自治体は、地域における認知症に対し進行予防から地域生活の維持まで必要な医療提供をできる機能体制の構築をはかるため、鑑別診断、周辺症状と身体合併症に対する急性期治療、専門医療相談等を実施するとともに、地域保健医療・介護関係者への研修等を行う「認知症疾患医療センター」を設置しています。
…要は、認知症の方の進行予防・住み慣れたところで安全に生活できる支援と、かかりつけ医へのサポート、地域住民や医療・介護の職に就く方への研修等を行う、自治体から指定を受けている医療機関なのです。
各自治体に、指定された医療機関があると思います。認知症のご家族のことで心配がある方は、一度検索してみると役立つ情報があるかもしれませんよ!
その病院のHPにはこんなことが書かれていました。
75歳以上の方の運転免許更新前の講習予備検査(認知機能検査)で、記憶力・判断力が低下していると判断された方は、医師の診断により認知症ではないとの診断書を提出しないと免許の更新ができないことになりました。
診断書はかかりつけ医あるいは地域の専門医療機関で作成してもらうことになります。
当院の認知症疾患医療センターの対応方針について、以下のように説明します。
【当院に定期通院中の方】
精神科・神経内科・脳神経外科・もの忘れ外来に定期通院中の方は、担当の先生と相談してください。それ以外の診療科の場合、まず担当の先生と相談してください。必要であれば認知症疾患医療センターに院内紹介となります。
【かかりつけ医がなく当院での対応を希望の方、
あるいはかかりつけ医から当院での診断を指示された方】
当院の認知症疾患医療センターは、認知症を見逃さずに診断し、より早期から対応していくことを基本方針としています。認知機能検査で記憶力・判断力低下があると判断されたという段階で、当センターでは認知症相当の異常があるものとして、免許の返納をお勧めします。
もし、何らかの理由で認知機能検査がうまくできなかったとお考えの方は、早急にご自身で納得のいくまで何度でも検査を受け直すことをお勧めします。
認知機能低下を指摘された方に対し、認知症でないという診断書を発行するのは、慢性硬膜下血腫・ある種の内分泌障害など治療により回復が可能な限られた疾患が発見された場合のみです。実際には当院のもの忘れ外来を受診した認知症の方の中で、これらの疾患と診断されるのは4.5%以下です。
認知症ではないという診断となる可能性は極めて低いとお考えください。この点を納得していただいた上で診断を受けたい方は当院認知症疾患医療センターにご相談ください。
ご予約の上、必ず同居している家族と共に受診してください。
予約が混んでいる場合は提出期限を確認のうえ、他の医療機関に相談してください。
初日に各種検査を行い、2回目に画像検査3回目来院時に結果を説明し診断書をお渡しします。
…早い話が、75歳以上の方の運転免許更新前の講習予備検査(認知機能検査)で、記憶力・判断力が低下していると判断された方は、「医師の診断により認知症ではないとの診断書を提出しないと免許の更新ができない」と言われていますが、認知症ではなくても認知機能検査で記憶力・判断力低下があると判断されたという段階で、認知症相当の異常があるものとして免許の返納を勧められ、診断書を書いてもらえる可能性は限りなく低い、ということなのでしょう。
受診前にハッキリ提示されていることを知っておくことも良いのかなぁ?と思って、ご紹介しました。
以上。きいでした!