担当ケアマネジャーさんと契約!~前編~

母の介護

 ごきげんよう!きいです。

 今回は介護保険サービスを利用するためのマネジメントをして下さる、ケアマネジャーさんと契約した時のお話しです。

 ケアマネジャーって在宅介護では要となる、すっごく大切な存在。私が何を思って〝のんさん〟へ、マネジメントを依頼したのか?ということについて触れてみます。

ケアマネジャーって、どんな存在なのでしょうか?

 介護が必要な人が、適切な介護サービスを利用して生活を継続できるように、本人・家族と相談しながらケアプランを作成し、市町村や介護サービスを提供する事業所との調整を図って、その人が利用する介護サービス全体のマネジメントをする人です。

 …カイゴサービスヲテイキョウスルジギョウショトノチョウセイ???

 わかりやすく言うと…。

 まりぃさんの場合、認定調査の結果「要介護1」という結果が出ました。その「要介護1」の人が、利用しても良い金額の範疇に収まるように〝介護保険を利用して受けることができる介護サービス〟を調整してくれるのです。

 もちろんそのサービスは、まりぃさんの生活に必要な物でなくてはなりません。定期的に面談を行って何が必要なのか?不必要になってはいないか?を確認してくれます。

 まりぃさんに対しては、私が仕事で不在の時にも、一人になる時間が減り安全が守られるように、そして人との交流を持つことで刺激を受けることができるように、平日に2回+隔週で土曜日にもデイサービスを利用し、昼食や入浴、リハビリの内容を含んだレクリエーションに参加できるようケアプランを立ててくれました。

 また、一人での外出(のんさんは「徘徊」というのを嫌います)により危険な目に遭わないようにセンサーマットのレンタルも提案してくれました。

〝デイサービスを月に10回+センサーマットのレンタル料金1か月分〟という提案と、デイサービスはどこがまりぃさんに合っているかな?福祉用具支援事業所はどこがまりぃさんにとって一番良い事業所かな?という事を考え、まりぃさんやきいに代って手配してくれたのです。

 おさらい

 介護サービスって、申請したらいくらでも自由に利用できるわけではないのです。その人の介護度によって利用できるサービスの内容に制限があるのです。

 ケアマネジャーさんは利用者様の生活状況を把握し、支給限度額に収まるように、デイサービスの利用回数やレンタルできる福祉用具の選別などを調整し、情報提供・事業所さん探し・事業所との連絡などを、本人・家族に代ってやってくれるありがたーい存在なのです。

のんさんの話

 保健福祉センターで介護保険申請をしているときに、担当するケアマネジャーが決まっているかと聞かれたときのことです。

 「〇〇介護相談センターの、のんさん(もちろん仮名)にお願いしています」と伝えると、窓口の方もよくご存じの様で、「あ~、のんさんですね!」と。担当する利用者さんの申請手続きの代行などに良く足を運ばれているのがわかりました。

 まりぃさんの場合には、私が知っているケアマネジャーさんの中で「この方にまりぃさんをお願いしたい」と思う人が、すでに決まっていました。それがのんさんでした。

 訪問看護師は業務上、色々な居宅介護支援事業所(ケアマネジャーがいる事業所)との接点があります。そこで勤務するケアマネジャーさんと連携を図って利用者さんの支援をするのです。

 利用者様(病院で言うところの〝患者様〟)の情報共有をしたり、福祉用具やヘルパーさんを導入するお願いをすることもあります。

 のんさんは、緊急で訪問看護が導入されるケースや、大急ぎで介護用ベッドやポータブルトイレが必要な時、床ずれができてエアーマットなどの福祉用具が必要になった時などの対応がとても速く、利用者さんへとても真摯な態度で接する方でした。

 そんなふうにケアマネジャーさんの、日頃の仕事っぷりや、人となりに触れることができる仕事に私自身が就いていたことは、まりぃさんの介護でとても役に立ちました。

 ある日、〇〇介護相談センターへ電話をし、のんさんとお話ししました。

「新規のお願いをしたいのです。空きはありますか?実は私の実母なんですが…」

 のんさんは私の母が介護支援が必要な状態になったという事実を知り、ちょっと驚いた様子でしたが、その後「大丈夫です、空きはありますよ。」と話を聞いていただくことができました。

 ケアマネジャーは際限なく利用者様を受け持つことはできず、担当できる人数が決まっているのです。私がどんなにのんさんがいいと思っても、のんさんが制限いっぱいまで利用者様を受け持っていたら「空きが無い」ということで、担当してはもらえません。  

 「承知しました」というお返事の後、母との面談のための日程調整をしました。場所は自宅マンション。のんさんに空きがあって良かった…と胸をなでおろしました。そして自分の〝ホーム〟へのんさんをお招きすることに、とても緊張したことを憶えています。

 担当ケアマネジャーさんと契約!~後編~へつづく

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