介護保険の申請に行ってみた!

母の介護

 ここからは、私がまりぃさんの介護保険申請に行った時のお話しです。

申請窓口にて…

 介護保険申請は、本人以外にも行うことができます。私もまりぃさんの申請をするために、保健福祉センターの高齢障害支援課介護保険室へ足を運びました。その窓口があるフロアに上がり、「介護保険の申請をしたいんですけど・・・」と言うだけで、すぐに案内してもらうことができました。

 予約も不要。混雑もしておらず、待ち時間ゼロで申請手続きを始めることができました。

 カウンターの椅子に座るように促され、1枚の書類を頂きました。それが申請書でした。

 まりぃさんの名前、性別、年齢、生年月日、住所、電話番号などを書き込み、窓口で手続きを行う人(私)の氏名、本人との関係、住所、連絡先などを書き込んでいきます。

 そのほかには、今現在の本人の居所(入院している場合には病院名や病棟名。主治医の氏名や医療機関名、所在地などを書く欄もありました。

 申請書の書き方は、窓口で担当して下さった方が親切に教えて下さったので、難しくはありませんでした。

私が困ったことは…

 その後私が返答に困ったのは、介護認定のための訪問調査を受ける日程を決める時。

 自宅で調査員とまりぃさんが面接するために、私が同席してまりぃさんの生活の様子を伝えなくてはいけません。まりぃさんが話すことが事実であるかどうかも見届けます。

 事実ではない情報が伝わったり、できないことを「何の問題もなくできます!」なんて言ってしまうと、正しい判定ができないからです。 

 まりぃさんも、尿失禁があったのですが、そんなことを自分から報告なんてしませんもの。そもそもエピソードを憶えていられないのが認知症ですし。

 平日に行われる訪問調査に同席するためには、仕事を休まなくてはいけません。平日に休みを取るためには、所長と相談する必要がありました。

 その場ですぐに訪問調査の日取りを決めることができなかったので、「仕事の日程調整ができたら電話で報告する」ということになりました。後ほど私から介護保険室へ休みをとれた日を連絡し、時間の約束をしました。

 その窓口では、介護保険の制度の仕組みや利用できるサービスについて、サービスを利用した時の費用などについて書かれたパンフレットを頂きました。

 また、ケアプランの作成をお願いする居宅介護支援事業所、担当するケアマネジャーが決まっているかと聞かれました。

 「もしケアマネジャーが決まっていないのならば、居宅介護支援事業所のリストを差し上げるので、そこに書かれた連絡先にあたってみてくださいね」ということのようです。

 まりぃさんの場合には、私が知っているケアマネジャーさんの中で「この人にぜひお願いしたい。」と思う人がすでに決まっていました。介護申請を出す前日に、その方の事業所へお願いの連絡をし、担当して頂く了解を得ていました。

 この窓口では、各種申請のほかに必要な情報提供もしてくれます。分からないことや困っていることを相談したら解決に役立つところに繋いでくれるでしょう。

 そして、申請自体も難しいことはありませんでしたよ。窓口の担当して頂いた方へお礼を言って席を立つのに30分かかったかどうか、という時間で済みました。

 また一つ、やらなくてはいけないことが終わって、ほっとすることができました。

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