ごきげんよう!きいです。
前回<悲しい事件>の中で、窃盗に対してどう対抗するか?と考え始めました。
私は認知症の方も被害に遭うリスクが高いと思うので、いつかは自分も関わるかもしれないと、他人ごとではないと思ったのです。
物が無くなっていき、誰かのことを疑う毎日。監視カメラを設置し、映っている画像を確認する時の悲しい気持ち。そして、証拠が見つかってしまった時…。嫌だなぁ…。
そうならないために。自分の家族と大切なものを守るために、私だったらどうするか?を考えてみたいと思います。
やはり「予防」してあげたい
前回はまず、「物をできるだけ置かない」と「在庫管理をしっかりチェックする」という方法を考えてみましたが、どうも無理がありそうで…。
そして考えた次なる手は…「予防」。
出来心を生じさせないようにするのが良いのではないかと思います。
それはどうやって…?
私だったら「本人は認知症を患っていますが、家族は関心を寄せて見守っています。」をアピールします。
「母の変化を気にしています。細かなことまで見守っています」がみんなに伝わるように。
家族と支援者の間で〝連絡ノート〟を作り、情報交換をするのは珍しいことではありません。
その連絡ノートへ…。
お菓子だったら「お菓子の減りが早いようです。食事の摂取量は減っていませんか?ベッド周囲やゴミ箱の中などにお菓子のゴミが増えているようであれば、教えてください。」
…のように、「おやつより食事で栄養を摂ってもらいたいと思っています。」という気持ちを前面に打ち出しながらも「お菓子の減りが早くても気が付きますよ。」とアピール。
生活雑貨の場合でも「洗剤の減りが早いようです。母がいじっている形跡がありましたら教えて下さい」等のメッセージを残し、見ていますよ。数の減りが早いことに気付いていますよ、とさりげなく伝えます。
出来心が芽生える人も、気付かれたら困るはず。
「この利用者さんの家族は見ている」と思えば、出来心も芽生えないんじゃないかしら?
そう思うと、家族に対して無関心で、何かあっても利用者さんのせいにできる家庭。
そんな家庭は逆に狙われやすくなってしまうのかもしれません。
もちろん、そうとは言えないかも知れないし、「見守っています」を超えてくる人がいるかもしれません。
対抗にも勇気がいるのですね。
もし「見守っています」を超えてくる人がいたら。
もし、自分の胸の中だけで処理できない事態になったら…。
やはり、見守るためにカメラを付けるとかで対抗するしかないのかな…。
もしカメラを取り付けて、まりぃさんの変なシーンが撮れちゃったら嫌だな。
カメラを設置するのって、勇気がいることかもしれませんね。
だけどそれでも、いざという時にはそれもケマネジャーさんを通して「見守りのためにカメラを取り付けます」と宣言をして、全事業所へ周知してもらうと良いのかな。
これはかなりのインパクトになると思います。