まりぃさんの面会

母の介護

 ごきげんよう!きいです。

 しばらくの間、娘の話題が続いていましたが…。

 今回はまりぃさんに面会してきた話です。

 まりぃさん。今回も変わりなく元気そうです。

 私のことを見ているようで、気にしているのはやはり外の景色や、展示されている絵。

 壁に掛けられた「特養Nの理念」と「ここでの飲食はお控えください」という注意喚起のプレートは、何度も何度も指をさし読み返し、まるでバイブルのようです。

 今回は久しぶりに、担当のSさんが面会に立ち会って下さいました。

 Sさんから日頃のまりぃさんの様子を伺うと…。

 ここの所、夜はあまり眠っていない。廊下を歩いたり、部屋で空を見つめて誰かと話をしていることがある、とのこと。


 「誰かが見えている様子なんですよね…」「だけど、昼は眠たそうにしているか?といえば、そうでもないんです」そう話されます。


 私が今までにお会いして来た「数日間眠らず、その後数日間眠り続ける睡眠パターンを繰り返す認知症末期の方」に近付いたのか?

 Sさんは「どうなんでしょう…。今のところは、眠り続けることは無いんです。どこか、ちょっとした時間に眠っているんでしょうか?」と不思議そうです。

 とりあえず、今は経過観察です。

 面会のスタイルは変わらないのですか?とも確認してみました。

 すると、今月の前半にまりぃさんが入居しているフロアとは違う階で、コロナの方が数人発生したのだそう。

 そのため、まだ居室での面会は行わない方針なのだとか。

 仕方がないですね、こればかりは。

 最後に、「大きな地震が起きたら、まりぃさんはどうなるのか?マンションでの同居の可能性は?」を確認しました。

 Sさんの答えは…

・帰宅を希望される場合は、それも可能。

・基本的には特養Nが「地域の指定避難所」になっており、非常食やオムツなどの備蓄がある他、自家発電機を購入しているので、安全だとは思う。

・エレベーターが動かなくなったら、担架を使ってマンパワーで移動します。

 …ですって。

 特養Nは、津波や崖崩れの被害は考えにくい場所にあります。

 家に帰って来るよりも、よっぽど「安全で安心」だという事がわかりました。

 この際なので「私の方が、家に戻れなくなるリスクがあります。まりぃさんはマンションに戻っても安全には過ごせません。何かありましたら、まりぃさんのことをよろしくお願いします。」とお願いしました。

 今回は、災害時に「私はまりぃさんの元には向かわなくて良い」という事をハッキリと確認することができました。
 とても有意義でした。

 まりぃさんは、相変わらず私のことが分からなかったけれど(笑)。

 今回も「道ですれ違っても、誰やわからん!」を繰り返していました。

 残念!

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