まりぃさんの面会

母の介護

 ごきげんよう!きいです。

  今月のヒアリングのために、また担当ケアマネさんの〝のんさん〟と一緒にまりぃさんへ面会に行ってきました!
 「やった!わかるじゃん!」という事と、「え~。分からなくなっちゃったんだ…。できなくなちゃったんだ…」という事と。そして、お友達のまちこさんとのその後の関係は?
 今回はそんな、なんてことの無い話をお伝えします。

わかってくれた!

 特養Nでは、10㎝くらい隙間の空いたガラス戸の内側に会議用机が横置きされていて、机の上に置いたアクリル板で空間を隔てて面会をします。
 のんさんと私はドアの外。寒い季節になったため、コートを着たままです。
建物の中にいるまりぃさんとSさんは暖房が効いているので割と薄着。
それでも、Sさんはまりぃさんのために、ひざ掛けを用意してくれました。

 お互いに挨拶した後、Sさんが「まりぃさん。この人、だあれ?」と私のことを指し示しました。

「きいちゃん」

 おおおおお~!

 今まで「誰?」と分からなかったのに。
今回は一発でわかってくれました。

 のんさんもSさんも拍手!
 私も素直に嬉しかった!

 お友達のまちこさんとの関係も良好な様子。
相変わらず、話しの的は合っていたりずれていたりするものの、仲良くおしゃべり。
2人で手を繋いで歩いているところを注意されることも。
(手を繋いでいると、一人が転ぶともう一人が巻き添えになるためです)
二人でトイレへ通っている姿も見られるそうです。

分からなくなった!

 だけど…。
 まりぃさんは、自分からトイレへ行くことを忘れてしまったようです。
まちこさんが行くときは自分も一緒に行くけれど。

 一人の時は自発的に行かず、誘導が必要になったのだそうです。

 そんな話を伺う時も。
Sさんがまりぃさんの膝に掛けて下さるひざ掛けを…。
「なにこれ?」

 何度も膝の上で畳んでは、胸に抱いたり頬を擦り寄せたりしています。
足が冷えないように、膝に掛ける布なんだと言う事が分からないのです。

 それ以外にも、おしぼりを折りたたむということができなくなったのだそうです。

 やっぱり認知症って進行するんだな。元気そうに笑っているけれど、まりぃさん。進行しているんだな…って実感します。

 塗り絵が上手と褒められたので、字も上手でご祝儀袋の名前書きをよく頼まれていた話をしました。
Sさんによると、コロナが流行する前は書道の先生がボランティアで教えに来てくれていたけれど、今はその時間が持てなくなってしまったとのこと。
「でも、字を書く機会を設けてみますね!」とSさんは笑顔です。


 やっぱり、Sさん…好きだなぁ。

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