まりぃさんの〝協力病院〟

母の介護

 ごきげんよう。きいです。
まりぃさんがお世話になっている特別養護老人ホームN。
そこには協力病院があり、体調不良時には利用者様が診察を受けることができ、必要時には入院できる…はずです。

どの施設にも協力病院があります。
特別養護老人ホームN。その協力病院はO病院。
私が住む地域周辺の殆どの施設(相談員のSさん曰く「10施設くらい」)はO病院が協力病院となっているそうです。

 実はそのO病院…。
<なんで?>で、具合の悪い利用者様の相談をした際に「救急車で他院へ行ってください」と言った、例の病院なんです。

時間の無駄です

 私は、その病院が〝夜間の緊急をとらない〟ということをずっと前から知っていました。
何度も利用者様の受診依頼や相談を断られた経験があるからです。

 その利用者様の主治医(訪問看護指示書を発行している医師)がO病院の医師である限り、連絡をしない訳にはいきません。

 断られるのを予想しながら、それでも「もしかしたら…」という淡い期待を抱きながら、連絡を入れ…。そして予想通り断られるという結末。

(それでも、<なんで?>の時の断り方は、いつも以上にひどかった!)

  昼間に、直接外来へ電話を繋いで頂いたり連携室へ電話をすれば、そこにいるスタッフさん一人一人は悪い方じゃないんです。
それなのに夜間の「急患を診て欲しい」という連絡に対しては、本当にダメなんです。

 私は特養Nでの初めての面談の際に、協力病院がO病院であることを知りました。

 特養NのHPには、協力病院として違う病院の名前が載っていたからです。
相談員のSさんは「すみません、変わったんです。…きいさんは訪問看護師さんだから…。私もぶっちゃけた話をしますけれど…。O病院のこと、お聞きになった事がありますか?」
「夜とか…診てくれませんよね」
「そうなんですよ!!!」

 …ということで。
 施設のスタッフ間のマニュアルでは「本当に緊急の際には、(O病院に連絡をせず)救急搬送を第一選択とする」となっているとお聞きしてホッとしました。
「いくら交渉しても受け入れてくれませんから。時間の無駄です。」ときっぱりと話すSさん。
イイネ!
だから特養Nへ、まりぃさんをお願いしようと決めたんです。

 そして、ショートステイのまりぃさんは定期の受診はO病院の定期診察を受けることもできるし、他の外部の病院へ「私が連れて行けば」お願いすることもできるとお聞きしました。
今までお世話になった認知症専門医の先生は「医院」の医師。
入院の受け入れはできません。
私は「他の利用者さんと一緒に、O病院の診察を受ける」という選択をしました。

O病院を毛嫌いするのではなく、もしもの時に少しでも良い結果に繋がるように。

私の心の声は「それで良いのか?」と言いますが…。さて、この選択が吉と出るか、凶と出るか。

なんでだろう?

 O病院の対応が何とかならないのか?という思いは、あちこちから自治体へ伝わっていることを聞いています。
「救急隊からも報告を受けている」
「O病院が地域の緊急受け入れの速さの成績(的なものがあるらしい)を下げていることが市でも問題になっている」と聞いています。

 ひょっとしたら、何かしらの指導が入って改善されるのではないか?
本当は一日も早く、そうなって欲しいと思います。

 近くに病院があるのに受け入れてもらえないために、遠方の病院へ行かないといけないということは、患者様にもご家族にとっても負担。
受け入れてくれる病院にとっても「もっと早く来てくれていれば…」と言うことがあるかもしれない。
そんなことがなくなるように。

 でも…ちょっと思う。
O病院みたいな病院。今、多いのかな?
夜に急患を受け入れられない理由は何だろう。
医師の不足?医療体制の問題?

 なんでだろう???

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