ごきげんよう!きいです。
今日は、ある利用者様の入浴介助をしていた時の話です。
この女性、普段は自分の体調不良の話を繰り返すことが多い方なのですが。
入浴中はリラックスできるからなのでしょうか。いろいろ素敵な話をして下さいます。
先日は「50歳の誕生日を迎えたときの話」を聞かせて下さいました。
憂鬱な誕生日
この利用者様…。
「いよいよ大台に乗ってしまった」と、50歳を迎えることがずっと憂鬱で仕方がなかったのだそうです。
女性にとって「50歳」という年齢は、確かに体調面でも美容面でも感じることがたくさんあるお年頃。その大台に乗ったというのは、色々思うところもありますよね…。
そんな誕生日当日。
海外にお住まいの娘様から、誕生日を祝う電話がかかって来て…。
「ママ、ハッピーバースデー!」
「何を言っているの?私…もうお婆ちゃんよ。ハッピーじゃないわよ。」
そう言うと、娘様は…。
「ママ、こっちじゃ年を重ねることを、老いとは言わないのよ。〝また一つナイスな女性になった〟って言うのよ!」と仰ったのだそうです。
娘様…。なんて素敵な一言!
その利用者様も、自分の娘の口から、そんな言葉を聞けたことがとても嬉しかったのだそうです。
80歳を超えた今も、その言葉が忘れられないと仰っていました。
「あれから、さらにナイスな女性になれたかどうかはわからないけれど、私にもまだまだ可能性があるのかしら?って思えるのよ」と微笑んでいらっしゃいました。
いやいや。十分ナイスです!
自分には可能性がある
幾つになっても「自分には可能性がある」って考えるのって、ステキじゃないですか?
私もこれから年齢を重ねることに、前向きになれると良いな!と思いました。
いやいや、それじゃまだ足りない。
前向きでいなくては!と、強く思うのでした…。
だけど、時々しょんぼりしちゃうことも…あるかな?
あるかもね。
きっとあるんだろうなぁ(笑)。