ごきげんよう。きいです。
<兄が連帯保証人でした!>を書いていて、ふと気になった事。
もし認知症になって介護が必要になった家族が〝過去に誰かの連帯保証人になっていた〟事実が発覚した場合…。どうなるんだろう?
免れることはできません(涙)
認知症になった事が明らかになると、判断能力がない・意思決定が困難と位置付けられることは今までにもお伝えして来たことです。
だから認知症の人を連帯保証人に立てることは無効です。
だけど…認知症になる前の、判断力があり意思決定も可能な時に連帯保証人になっていたら…。
判断力もないし、返済能力がありませんからって言っても、連帯保証人の責任は免れることはできないんですって。
へえええ~。そうなんだ!
ただし、その債務者である誰かがきちんと借金を返済していて、賃貸物件の料金を滞りなく支払ってくれていればいいのですけれど。
そうでなかった場合…。
家族としては、すっごい困りますよね。
本人は認知症だわ、介護は降りかかってくるわ、お金の不安がよぎる中「連帯保証人になっていた」という事実を突きつけられるわ…。
これは、困るどころではありませんよ!本当に‼
でもそういうケースもあるんですって。
どうすれば?
もしそんな事実が発覚した時。家族はどうすれば良いのでしょうか?
一番は法律の専門家に相談するのが良いんですって。
その借金や賃貸物件の料金が多額か少額かによって、法律の専門家に動いてもらうことでお金を貸している会社が妥協案を出してくれることがあるらしい…。
そうでなくても、法律の専門家への相談は心強い!
法テラスで相談するとか、自治体が時々開催する住民向けの法律無料相談に申し込むのも良いと思う。
そして成年後見人を立てることも、この場合は良いんですって。
成年後見人は依頼していることに料金が発生したり、ずっと契約が続いて介護や権利について何かとご相談が必要になるので、何もなければお願いしなくても…と思うのですが。
でも今回のように「連帯保証人」なんて言う話になった場合には、ちょっと違う。
しっかり相談に乗ってもらい、動いてもらった方が良いんですって。
身内の場合、家族の責任問題のしわ寄せを受けてしまうこともありますが、成年後見人はそうではないし。
そもそも弁護士さんや司法書士さんのような法律の専門家にお願いすることにもなるし。
法律の専門家って、本当に何もなければお会いする機会もないけれど。
何かあった時は、力をお借りする必要もあるのですね。
いずれにせよ…。家族が誰かの連帯保証人になっていないか。
これはしっかり確認をしておくことが必要だな、と思いました。