時々TVで取り上げられる「素敵な高齢者住宅」。
最近はコミュニティー施設と一体となった素敵な分譲マンションや、一時金不要の賃貸型マンションなどがあり、老後の生活も色々な可能性を考えることができるようになっています。
素敵なご夫婦がテニスやゴルフを楽しむ場面がTVで流れ、そのアクティブな生活の様子に「あんな老後生活をおくれたらいいな…」と、私も思います。
美味しい食事もたくさんのメニューから選べます。
施設の中にはクリニックがあり、看護師が24時間対応してくれるところも。
エントランスにはコンシェルジュもいてくれて、セキュリティーも万全です。
だけど私が、一番注意が必要だと思うのは…。
入居条件が、〝介護度が「自立」であること〟とうたっている施設への入居。
そこは大抵が「認知症不可」でもあります。
そうなると、さらに高齢になればいずれは認知機能が低下するのは当然…と考えると。
認知症の診断がついたり、要支援・要介護の認定が下りれば、その素敵なマンションを出なくてはいけなくなってしまう可能性があります。
そこでの「共生」という考えは有るのか、ないのか。
おそらく…無いのではないか?と思うのです。
終の棲家は、他にあるのです。
もちろん、大きな施設の中で自立ゾーンと要介護ゾーンに分かれていて、自立レベルで入居。要介護状態になったらそのゾーンへ転室し、介護サービスを利用しながら生活ができるという所もあります。
「介護が必要になったら?」
「認知症になったら?」
これを恐れずに生活できるような施設が良いですね。
大きなお金が動くことであれば(施設によっては数千万円!)、後に「しまった!」とならないように、考えて行きたいものですね。