お金の話

介護の現実

 ごきげんよう!きいです。

 最近、ブラックリストがどうこう。料金滞納がどうこう…。

そんな話が続きましたね。

 利用者様の中には、もちろんその逆。高所得であろう皆様もいらっしゃいます。

 低所得というのは、住環境や利用者様とご家族の身の回りのものから伝わって来やすいものです。
また、お金のトラブルは他事業所との連携の中でも伝わってきます。

 だけど高所得の場合は…。

 「環境からは全然わからない(保険の負担割合からやっとわかる)」か「誰がどう見てもリッチなんですけれど!」か「自分から自慢してくる」のいずれかに分かれるような気がします。

 先日、新規の利用者様の契約に伺ったときのこと。

 契約事項や重要事項を説明した後、利用料金の説明をしました。

 その利用者様は就労経験がない方。

だけど、不動産収入があり医療保険が3割負担でした。

 利用料金の説明を聞きながら、その利用者様のご家族が「ねえ。3割の人って、最近はどれ位いるの?」と質問してきました。

 「これはどういう加算なんですか?」という様な質問は今までも受けてきましたが、3割負担の人がどれ位いるのか?という質問は初めてです(笑)。

 もしかして、自慢したいのかしら?
そう思って「少ないですよ。めったにいらっしゃいません。」と言うと…。
「そうかぁ~。少ないのか~。へえ~。」と、とても嬉しそうです。

 それがとても嬉しかったせい?本人を置き去りにするくらい、ご家族様がノリノリで契約は無事に終了したのでした。

 その反面、保険の負担割合でようやくわかる「環境からは全然わからない方」は、家族皆さん、とても普通に暮らしていらっしゃいます。

 契約の際に「3割負担になってしまいます」とこちらが恐縮するくらい。
でも「ああ、いいんですよ。」と、なんでもなさそうです。
そういう皆さんは、会社の社長さんなどが多い気がします。

 「誰がどう見てもリッチなんですけれど!」という方は…。

 庭にプールがあったり、自宅内にエレベーターがあったり。そのエレベーターの中まで真っ白いフカフカのカーペットが敷き詰められ、家政婦さんがいつもどこかをお掃除している。階段はらせん階段で。シャンデリアがついていて。グランドピアノがあって。お風呂の浴槽は猫足で、シャワーに移動するまでに掴まる場所がどこにもない(笑)。

 広すぎて危険が潜んでいます。

 そんな家が…あら、あんなところに…。あらこんなところにも…。


 だけど、そういう環境にお住まいの利用者さんは、ごくごくふっつう~の服を着て、裸足でぺたぺたと歩いていたりします。

 また、お子さんの世帯とは世帯分離をして「保険の負担割合が1割負担」だったりします。
自営業の方に多いような気がします。

 皆さん、街であっても「高所得の方だ」とは、分かりません。

 だから、持っているバックや身にまとう洋服で「高所得の方だ」と分かるくらいの皆さんは…すごいんだろうなぁ…。

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