お悔やみ申し上げます

介護の現実

 ごきげんよう。きいです。

 兄のいろいろな手続きのため、今までに何度も窓口へ足を運んだり、電話をかける機会がありました。そんな私を、「身内を亡くした遺族」として皆さん優しく導いて下さいます。

 「ご遺族様」と呼ばれたり、「お悔やみ申し上げます」「お忙しい中ご連絡ありがとうございます」の言葉を頂くと、心に沁みるものがあります。

印象的な人

 兄の死後の手続きや遺品整理などのために、今までにいろいろな会社、担当者へ電話をかけてきました。

 その時の対応は皆さん優しく親切です。

 だけど残念なことに100%ではなくて。

それについてはまた後日お伝えさせて頂こうと思っています。

本当にこのような経験は、勉強になります。

 そして優しく親切な皆さんの中に、すごく印象に残る話し方をされる方がいました。

 その方は言葉が丁寧なのはもちろんなのですが、話すスピードや声のトーンまで、すべてが心地よいのです。

 これは経験値が高いのか、教育の賜物なのか、持って生まれたものなのか…。

 理由は分かりませんが、ただ一つ言えるのは「もっとあなたと話をしていたい」と思ってしまうほどだったということです。

 私も看護師として接遇の教育は受けていますし、その中で電話対応の仕方、その大切さも学んできました。

 看護師の仕事で、病院やクリニック、訪問看護ステーションやケアマネさん、ヘルパーさんなど様々な施設・事業所・人と電話で話すことがありますが、なかなかここまでの方はいらっしゃいません。

 病院やクリニックの受付の中には、最近は減りましたが「あなた、私にけんかを売っているの?」と言いたくなるくらいの方も、過去にはいらっしゃったんですよ(笑)。

この、すごく印象に残る話し方をされる方。

本当に「電話対応の師匠」になって頂きたいと思う方でした。

その方は…。

兄の遺品整理に保険が効くことを教えて下さり、写真を送るようにと言って下さった、損害保険会社のNさん。あなたです。

私はあなたのことを「電話対応の師匠」として勝手に尊敬させていただきます。

 本当に電話の受付対応は、その会社の印象を左右します。

「またお話がしたい」と「けんかを売っているの?」では雲泥の差です。

 頭では分かっていたことですが、今回Nさんとのほんの少しのやりとりで、この事実を強く強く実感したのでした。

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