ごきげんよう!きいです。
今日は利用者様のご家族から伺った話です。
その方は新規利用者様で、これから訪問看護を開始するための準備を始めたところです。
訪問看護を開始するためには、主治医に「訪問看護指示書」を作成して頂く必要があります。
その「訪問看護指示書」が、実はなかなかの曲者。
手に入れる方法が、病院によって全く違うのです。
病院に入院中の方が、退院と同時に訪問看護を導入する場合には、「お持ち帰り」で手に入れることができるケースが多い。
一度退院し、自宅から通院している方が手に入れるためには、依頼文と共に書類を郵送するか、外来で医師に依頼することが必要になります。
ところが今回の新規の方。
外来予定日がまだまだ先なんです。
だけど本人とご家族は「一日も早く訪問看護を始めたい!」というご希望があります。
ご本人は一人暮らし。
ご家族は県外にお住まいです。
「これこれこういう理由で、訪問看護を利用したい。だから訪問看護指示書を書いていただきたい!」という内容の依頼文と共に、指示書の用紙を用意して郵送をすれば主治医が発行してくれる病院もあるのに。
今回の病院…。
本人の直接持参、もしくは家族が本人の同意書を持参しないと受け付けてくれないのだそう。
理由は個人情報の保護と書類紛失を防ぐためなんですって。
だけど…。
県外から通うご家族が、障害のある利用者様に同意書を書かせる…?
書類をもらうためだけに、わざわざ外来を早めて(しかも予約外は待たされるのに)本人を連れて受診しないといけないのって…。
「『それが大変だって言うのなら、受診の予約日まで待ちなさい』っていうことなの?」とご家族はご立腹です。
「(訪問看護師でも)依頼文と共に、指示書の用紙を用意して郵送をすれば主治医が発行してくれる病院」と「本人が直接、もしくは家族が本人の同意書を持って外来で医師に依頼をしないといけない病院」って、すごい違い!
これからは、医師の働き方改革もあり、外来受診の間隔が開くことは十分予想されること。外来じゃないと書類作成の依頼ができないのでは、必要なサービスの開始がスムーズにいきません。
何とかならないものでしょうか…?
何とかして頂きたい…。
いや、何とかして下さい…。本当に。