私がやるの?

介護の現実

ごきげんよう。きいです。

先週のある訪問で。

病院から退院したばかりの利用者様。

奥様は、ご主人の在宅介護をスタートさせたばかり。

そんなお二人なのですが。

初回の訪問に仲間と一緒に訪問すると、「便秘をなんとか解消したいと考えた末に、牛乳を多量に摂取して大変なことになっていた利用者様」が待っていました。

この方、バルンカテーテルという尿管が留置されています。

感染予防のために、清潔を保つことが必要な状況です。

そしてそのためのケアを始めると、奥様が「看護師さんってすごい!」を繰り返します。

そして聞かれました。

「これって、これから誰がするの?もしかして…私がやるの?」

仲間が、黙って奥様を見ながら頷きました。

「えー?うそー?」

そう私の耳には聞こえました。

入院していた病院の担当者の方。

何をしていたのかな?

まさか…。

「訪問看護師さんに教えて貰ってください」とか「訪問看護師さんにやってもらいましょう」なんて言っていないですよね…?

在宅生活=在宅介護生活を始める準備を、ある程度整えてから退院されるのが通常なのですが…。

私達は「家族だけでは大変な〝在宅での医療と介護〟を支援する存在」であって。

「困りごとをお金で請け負う業者」ではないのですから。

そう前回のブログで書かせて頂きましたが。

今回はハラスメントの案件ではありませんが。

ひょっとしたら、そのような誤解が生じる場面は「訪問看護が導入になる以前の支援の在り方」なのではないかと…。

そこにすべてはかかっているのではないかと思いました。

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