Y先生…

在宅介護

 ごきげんよう!きいです。

 数日前。とある新規の利用者、A様のお宅へ訪問した際に、Y先生とご一緒させていただきました。
兄がお世話になった後も、仕事を通して電話でやりとりをしたり、訪問でご一緒したり…が続いています。

 でももう、兄の話はしません。

 今回は初回訪問診療への同行でした。

 そのA様には、ご家族が新型コロナに感染したために退院が延期になったという経緯がありました。
Y先生は、そのA様と同席していたご家族へ、ねぎらいの言葉をかけながらしっかり感染予防について注意を促していらっしゃいました。

 先生によると…。

 今、コロナはすごく流行っています。だけど、すごく症状が軽いのです。
町中では「ちょっとした風邪かな?」と思いながら、普通に軽症の感染者が歩いています。
もうこれは仕方がないことなので、「感染したら困る人」が、予防するほかありません。マスクをして、手を洗って、身体にウィルスを入れないようにしてください。
それでももし感染してしまったら、重症化しないように早めに薬をお出しします。だから早く連絡を下さい。

 在宅療養者は体力も免疫力も弱く、感染すると重症化し命に関わることがあるのです。
感染を起こさないように、家族ぐるみでの対応が必要です。

 実は他の患者様(B様)も、妹さんが感染。「症状が軽いから大丈夫」と、ヘルパーが入れなくなった分も、寝たきりのお兄さんの介護を頑張りました。

 そして数日後、利用者様であるお兄さんへ感染。
症状悪化が命に関わるケースではありますが…。

 Y先生。
 抗原検査が陽性になったとの連絡を受け、ご自身で抗ウィルス薬を届けに走ったのでした。

 いつもはフットワークの軽い妹様が、薬局まで処方薬を受け取りに行っていました。
だけど今回は妹様も動けない。

 陽性の報告が入ったのが夕方だったので、臨時のヘルパーさんを頼んでも受けてくれるかどうかがわからない。

 だから医師が動いたって…。

 すごいことです!
そんな先生、なかなかいらっしゃらないですよ!!!


…そして。


A様とそのご家族は…。訪問診療の担当医がそんな先生だとは、まだ知らない(笑)。

これからどんなお付き合いが始まるのでしょうね?

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