よくあるケース?

介護の現実

ごきげんよう。きいです。

今日訪問した利用者様。

80代女性で一人暮らしです。

先日「軽度の認知症」の診断を受けたばかりです。

ここの所認知機能の低下が進み、お薬の内服が困難になって来ました。

元々人のお世話をすることがお好きとのこと。

若い頃もお世話系のお仕事をされ、定年退職後にはボランティアもされていました。

デイケアやデイサービスの利用は、何度かタイミングを見てオススメしてきましたが、ずっと拒否を続けていました。

今回この方は、自宅内で転倒しお怪我をされました。

今まで一人で行けていた買い物に、何日間か行かなくなっています。

これからも、トラブルやできないこと、支援が必要な事が増えて来ることが予測されます。

お身体は元気で介護認定の結果は「要支援」です。

だけどこれからは「要介護」へ区分変更をかけ、デイやヘルパーさんの利用ができるように整える必要があります。

ケアマネさんは「今から申請をかけても介護度が出るまで時間がかかる」とか、「買い物に行けていなくても、食べるものに困りはしないはず」と仰るけれども。

そこは早く動きましょうよ。

キーパーソンである娘様へ、ケガの状況と買い物に出かけていないことをお伝えさせて頂きましたが…。

受診の同行や週末に買い物に連れて行って下さる娘様は、ご主人のご両親の介護のため、退職をしたばかり。

息子様は、奥様が癌の診断を受けています。

「新たな変化に気付かれたら連絡を下さい。看護師で支援できる事も考えますから」とお伝えはしましたが…。

大変です。

一緒に働くスタッフから聞いた話しでは、別の利用者様から「最近、娘の体調が良くないらしいのよ。更年期かしらね?」とのお言葉。

その後娘様と電話で話す機会があり「癌のステージⅣである」と報告を受けた…なんていう事も。

なぜ、私の周りにはこのケースが多いのでしょう…。

それも、昨年あたりから急に増えたような気がします。

もはや「よくあるケース」なのでしょうか?

私の周りだけではないのだろうな…とも思うのですが。

どうなんでしょう。

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