100歳の教え

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こんばんわ!きいです。

 今週末も緊急待機です(笑)。
 最近、週末も訪問しないといけない利用者様が増えています。
褥瘡処置をはじめ、身体に生じた傷のお手当のためです。
利用者様ご自身や、ご家族では対処できない身体の傷。
深かったり、広範囲だったり、炎症や感染を生じていたり。

その原因は多様ではありません。
転んだ
ぶつけた
寝たきりになった

そしてお身体の状況として。
高齢
糖尿病
循環不全
低栄養
筋力の低下
皆さんに共通するものではありませんが、かなりの確率です。
皆様。「高齢」以外は予防できる可能性が高いことです。
日々注意していきたいものです。

 お一人暮らしを続ける100歳の大先輩も、足をぶつけて壊死を生じてしまいました。
足湯をし、傷を洗浄し、軟膏を塗布してガーゼ保護。
その周りを保湿して、可愛いふわふわモコモコのハイソックスを履いていただいていると…。
「きいちゃん。あなた、出世するわよ」
と跪く私に声を掛けて下さいました。
 私が見上げると、「昔から、他人に草鞋を履かせる人は出世するものなのよ」
そういって微笑んでいました。

なんだかね。ほっこりして、嬉しい気持ちになりました。

人のために跪くことができる人は偉くなる。
人生の大先輩からそう言われて、その言葉がスッと入ってきて。

別に偉くならなくても構わないけれど、「私もちょっぴり徳を積めたのかな?」
そんなふうに感じました。

病院に問い合わせの電話をしても、スムーズに当直医に繋いでもらうことができたし。

看取り想定で急遽退院された方も、帰宅後に意識レベルが上がって会話ができるようになっているし。

今週は、いい待機だ。

明日の朝。緊急の専用電話を引き継いだ後、何かおいしいものでも食べちゃおうかなぁ。

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