40・50・60代で。

介護の現実

 ごきげんよう。きいです。
 今日も、最近とても気になっていることをお伝えしたいと思います。
訪問看護の利用者さんで「若い世代のがん末期」の新規の依頼が、とても増えているのです。

自分を大切にして下さい

 不思議なことに…本当に不思議なことに、同じ疾患の新規の依頼が何件も続くことってあるのです。
パーキンソン病の方が続いたかと思えばALSの方が続いたり。
 そんな中で断然多いのが「がん末期」。
原発臓器は様々なので、がんという病気自体が多いのは当然と言えば当然なのですが。

 その中でも気になったのが「若い方のがん末期」が続いたこと。
 60代はあるある。50代も珍しくない。現に私の兄「えい君」も訪問看護が導入になったのは56歳のときでした。40代はまだ稀ですが、無いことはない。
私が働くステーションが開設したのは約15年前。
当時はそんなことはなかったような気がするけれど…。

 40代の末期の方は、何が辛いかというと「お子さんがまだ小さいこと」
お母さんのケア中に小学生のお子さんが帰宅。
「これから宿題を見てあげて、明日の準備を手伝ってあげないといけないの」と微笑むお母さんの笑顔が痛い。
30代の方もいたけれど。お子さんはまだ幼児だった。

短い時間で、残されるお子さんに何ができるかを一緒に考えたことを思い出します(涙)

なんでそんなに早く逝かないといけないんだろう?
若さを過信して?
忙しくて受診を先送りしたから?
自分よりも家族のことばかり考えていたから?

それじゃあいけないんだな。
まだまだ若いと思っても、40歳以降はがんの発症率が急激に上がってくるから。
気を付けないといけないんですね。
まだまだ働き盛りでお子さんも小さい。
皆さん、自分も家族も大切にしていきましょう。
時々自分の身体に向き合ってあげましょう。


「看護師の言うことに耳を傾けて下さいね」(笑)

 お願いしますね。

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