最近の風潮?

介護の現実

 ごきげんよう。きいです。
 最近すごく感じること。
「訪問看護師のアドバイスを受け入れて下さらない利用者様が多い」
 本当に、医療と介護のお仕事に就いている皆さんに一度でいいから聞いてみたい。

「最近、アドバイスを聞かない・受け入れないという方。多くないですかぁぁぁ⁉」

余計なお世話?

 なぜなんでしょう?
こちらは良かれと思ってアドバイスしているのに…。
余計なお世話と思われるのでしょうか…。

 実は、ここ暫く続いている救急搬送の話にも繋がる話になるのですけれど。

 ある利用者様が発熱をしました。
訪問した看護師は、連休に入る前に受診をしておいた方が良いとアドバイスしました。
そのご本人は「病院なんて行きたくない」
ご家族も「何かあったら救急車を呼ぶから」って…。( 寝たきり等で、「受診が大変」という訳ではないんです。)

あああ~。
また、そんなふうに考えちゃうんだから~!
今の、救急搬送の現状を全く考えてないんだから~!
 という訳で…。
はい。案の定、明け方に救急車を要請。
「救急隊が搬送先を探してくれたけれど、どこも一杯って言われた(ご家族談)」

結果、搬送にならず。

看護師が緊急訪問し、主治医の指示を仰いで対応(涙)。
連休なのに主治医と連絡がとれて、本当に良かった!

そして連休明け、入院することができました。

 訪問時にリハビリを行っている独居の高齢女性。

 自分がいかに寂しいか、具合が悪いかを熱弁。身体を動かす時間を生み出すのに一苦労です。口が動くと手足がおろそかになっちゃう。
リハビリでいくら一緒に身体を動かしても、動きをまねてはいるものの、どうしても手足をひらひらと動かすだけ。
真剣にリハビリをお勧めすると「私の話を聞いて欲しいのよ」。

体を動かした方が良いと勧めて下さるお嫁様に対しても「私とは相性が合わない」とか言い出しちゃう。

 もちろん自主トレメニューもきれいなまま大切に保管されたままだし、(ご本人のご希望により)自律神経が整う生活習慣をアドバイスしても、不眠の訴えに対して眠剤の調整をアドバイスしても。
まぁ~ったく。
なぁ~んにも。
行動の変容が見られない(涙)。
(私の話は聞いてちょうだい。だけどあなたの話は聞かないわ)ということ?

 悲しいです。

 ある利用者様のご家族。
とある理由があって訪問看護ステーションが移行になったばかりです。
 以前介入していたステーションの担当者さんは、利用者さんの体調を整えるために一生懸命生活指導を行っていました。
環境を調整して内服をしっかりできるように、創意工夫が見られる素敵なパンフレットが作られていました。
それを拝見しながら…。
「良いパンフレットを頂きましたね。これを見ながらお話をされたんですね」
「はい…」
「大切なことが書かれていますね。前の担当者さん、何か仰っていましたか?」
「掃除をしろと…」
 …はい?
「そうじ…」
「はい…」
「他には?」
「いえ…何も…」
そんなわけないでしょう~?
手作りのパンフレット。緊急時に症状に応じた対応がとれるように作られたカード。
クリアできたら貼り付ける手作りのシール。
そこまでしているのに…「いえ…何も…」って…(涙)。

 なんだか報われないのが悔しい。
 別に褒めてくれっていう訳ではないし、言うことを聞けっていう訳でもないんだけど…。

 せめて耳を傾けて欲しいんです。
そして、なぜ看護師がそう言うのかを考えて欲しいんです。
自分に都合のいい居心地の良い世界から、少しでも良いので歩み寄って頂きたいんです。

 これって、最近の風潮ですか?
 私、変な事を言っていますか?

またまた個人的な見解…でした。スミマセン。

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