まりぃさんは、今

介護の現実

 ごきげんよう!きいです。

 今月もまりぃさんの老健入居費用を、お支払いに行ってきました。

まりぃさんの担当ケアマネジャーNさんともお話をしました。まりぃさんのこれからについての

方向性も考えないといけない…。

最近のまりぃさん

 まりぃさんは相変わらず、ご機嫌でニコニコ過ごしているようです。

 そして、毎日とても良く歩いているそうです。体重も減っているそうです。

「その〝歩いている〟というのは、徘徊ですか?」と聞いたところ…。

「そうなんですよ。今日も清掃業者さんが入ったら、なんだか気になっちゃったみたいで、ずっと歩いていました」

時々、杖をつくのを忘れて歩いてしまうこともあるらしいです。

 私、その話を聞いて不安になりました。

「兄を看取った後、今までよりもパワフルに歩く能力を身に付けたまりぃさんが家に帰ってくるの?」

まりぃさんが家に帰ったら、私が仕事の日にまた一人で外に出てしまうのではないのか?

ダイエットにも成功しているらしいし、ベビーゲートを潜り抜けることもできるかも知れない。歩行距離も伸びて、今までより遠くへ行ってしまうかもしれない。

「まりぃさん、家に帰ってきて幸せなのかしら?」

「まりぃさん、家に帰ってきたら危険な目にあうのでは?」

 担当ケアマネジャーNさんへ、その不安を正直にお伝えしました。

「僕も、まりぃさんは施設が良いと思います。だから区分変更をかけてみませんか。結果によっては、特養へ申し込みできるか…。それともグループホームか…」

 ありがたいお言葉ではありますが…。

 特養に入れればとてもありがたいのですが…。

〝体重が減るほど歩き回れる要介護3〟って、無理だと思うのですが…。

はてさて。どうなる事でしょう…。

まりぃさんの栄養ケア計画書

 まりぃさんの栄養ケア計画書にもサインを求められ、栄養士さんから「まりぃさんの体重が減っているので、少しカロリーを上げますね」と説明を受けました。

カロリーアップで経過観察。ありがとうございます。

その計画書には「利用者及び家族の意向」という欄があります。まりぃさんの気持が書かれている訳ですが…。

「家に帰りたい。」

そう書いてありました。

「ああ、早く連れて帰ってあげられない私がいけないのでは…」

という思考が一瞬脳裏をよぎりましたが…。

いや、これ。違う!

まりぃさんが帰りたいのは、私と住んでいたマンションじゃない!

生まれ育った家のことだ!

ここで、うっかり間違えちゃいけない。

変な気を起こしてはいけない。

冷静に、冷静に…私!

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